VEGAの小部屋

主に今までの旅の思い出や撮影の備忘録です。

AKAYA...森を訪ねて

2006-07-30 22:00:00 | ノンジャンル
今日はMyサークルの森の自然観察会OFF、
赤谷の森の自然を身近に観察しながら往復約7kmの林道を歩く。
林道の折り返し点には私の大好きな桂の巨木があるという。
「え、桂の巨木?私、桂の樹大好き!見たい!!森の恋人に逢いに行きたい!!!」
その一言から始まった今回の企画。
自然観察指導員の資格を持つJ氏とS氏、お二人の友人T氏の計3名の協力を頂いて赤谷の森を歩いてきた。

林道を歩き出して間もなく頭上をふさぐ大きな岩、発破かけても崩れ落ちなかった強固な岩盤の下を抜けて行く。



エゾアジサイ...飾り花は濃い青で美しい。役目が終わるとこの飾り花は反転する性質を持つ。


広葉樹の根張り、根は横に広がって伸びている。
根の下は土がえぐれているが樹が倒れないのは水平に伸びた根が複雑に絡み合っているから。
この広葉樹の根張りが地表の土砂崩れ等を防ぐ効果を高めている。



「土柱」小さな石の下の土壌は長い年月をかけて雨等で少しづつ削れて行く、上には雨に強い石が残り下の土壌部分の方が侵食され易いので独特の形状を見せる。
徳島県で高校生の時に見て感動した土柱を思い出した。
徳島の阿波には世界三大土柱に数えられる変わった光景の「土柱」が見られる。



ホタルブクロ...子供の頃から好きな花。


ノリウツギ...北海道では「サビタの木」ってバスガイドさんが言っていたっけ、ふとそんな事を思い出す。


オカトラノオとヒョウモンチョウの仲間


今年は長梅雨、待ち焦がれた太陽!林道から行く手に見える青空が美しい。


林道の脇から景色が見える、なかなかの絶景。
植林された杉や唐松が混在。



熊の爪痕が残る幹


高い木も登る熊、地表から数メートルの高さまで爪痕が残るのが怖い。
この説明を聞いた直後にスズメバチの飛来、羽音をこんなに近くで聞いた事は無い。
怖い!動いちゃダメ!!目を閉じて!!!ひたすらじっと息を潜めやがてスズメバチは飛び去っていった。



ブナの赤ちゃん。


こちらは朽ちた株の上に芽生えた実生、モミジの赤ちゃん。


ザトウムシ、蜘蛛に似ているが蜘蛛の仲間ではない。
目が見えないので2本の触角がとても長い。
特別友情出演?のS氏の手。



遂に念願の桂の巨木にご対面♪思っていた以上に美しい樹で感激!!
それはそれは大きすぎてカメラに全形が収まりきれない。



根元から何本も分かれる桂、独特の樹肌も味があって美しい。


幾重にも枝別れした桂の樹、根元の幹の隙間からカメラを差し込んでパチり!


お天気の良い河原でお昼、爽快な青空に気分も軽やか。


サークル仲間の山登りお得意なメンバーさん手作りの組立式木製バーナー台で美味しい焼肉。
皆で食べると一段と美味しい!!



名残惜しいけれど「森の恋人」を後にして帰り道につく...


時間に余裕があったので沢を渡って小さな淵に、山女がいたらしいが動きが素早く私は見損なってしまった。
足元にはイラクサも生えていて女性メンバーの手がヒリヒリする一場面も。
特徴あるヤグルマソウの株も見える。



帰り道にはまたアジサイの仲間、これもエゾアジサイなのか?花の色が一段と濃い。


林道の入り口にかかるゲート、無事に帰って来られた事に感謝して駐車場へ向かう。


その後は皆で近くの猿ヶ京温泉「まんてん星の湯」に行き、赤谷湖を望む素晴らしいロケーションのお風呂を楽しみました。
お風呂の後は大広間でしばし休憩と歓談、J氏・S氏・T氏、3名の親切なサポートに感謝して皆と別れ家路に着いた。

AKAYA...森を訪ねて 後記

2006-07-30 01:52:34 | ノンジャンル
今回の赤谷行きが決まってから段々不安が私を包んでいた。
J氏に「桂の巨木が見たい!」と言ったものの往復7kmなんて歩けるのだろうか?
最近は全然歩かないから足腰は確実に弱っているだろう。
それでも約30年ぶりに新しい軽登山靴を買いに行く。
昔のキャラバンシューズなんて売っていない、あるのはブームを反映した高価な靴ばかり。
トレッキングシューズも高い割には気に入ったデザインが無くて、結局ラスト一足になっていた外国製軽登山靴が色もデザインも品質も良く幅広の私の足にも合うので買うことにした。
湿った林道は山ヒルも多い。
東京育ちの私には初めての山ヒル体験、靴の上や靴下に虫除けスプレーやヒル除けスプレーをかけておいても油断をしているとすぐ這い登ってくる。
駐車場に戻って靴を脱ぐと中に1匹潜り込んでいた。
幸い吸血されずに済み幸運に感謝する。

ここ赤谷(AKAYA)では今、官民一体となって森を守る為にAKAYAプロジェクトを推進中。
自然保護をベースに捉えつつ自然の修復力を活かしたAKAYAの森の保全を目指し人と自然の健全な関係を取り戻すことを目指している。
中では様々な調査研究が行われていて今回指導して下さったメンバーや友人もそのプロジェクトに参加している。
林道の石の上等にマーキングのように残された小動物のフン。
私達は普段関心を持たないこのフンも中の残留物を調べるとフンを通して小動物の行動範囲が見えてくるらしい。
今回はイタチとテンのフンを見つけたが雑食性のテンのフンは森を調べる貴重な資料になるという。
テンのフンを見つける度に小さな歓声?が上がり貴重な資料は一つ一つ丁寧にサンプリング採取されていく。

学生の頃はサークルで野山を歩いていたが社会人になってからは歩いたことが無い。
白馬の八方尾根で高山植物に魅せられ奥日光の戦場ヶ原や小田代ヶ原で自然の花の美しさに魅せられたのはもう30年近く前、あの頃は花の本を買い込んでは花の名前を必死で覚えていた。
花の綺麗な植物に逢えると嬉しかった。
綺麗な蝶に逢えると嬉しかった。
そんな昔と変わらぬ同じ感動を今日は味わえることが出来た。
サポートスタッフのS氏は野鳥に詳しい、
鳥の鳴き声で瞬時に鳥の種類、個体差まで分る。
鳴き声の美しいクロツグミ(私が昔奥日光でウグイスの谷渡りと教えて貰った鳴き声はクロツグミだったのか?)、青い羽が綺麗なオオルリ、他にもコマドリその他色々な種類を鳴き声で瞬時に教えて下さったのだけれど悲しいかな憶えられない...
鳥の鳴き声が判ればどんなに素敵だろう、確か昔鳥の鳴き声のテープも憶えようと買ったことがあったけれど憶えられなかった。
判ればもっともっと楽しく森を歩くことが出来るだろう。
いいスタッフといいメンバーに囲まれて開催出来た今回の自然観察オフ、素晴らしい1日を計画して下さったJ氏、S氏、T氏、心より有難う、感謝します。
秋には甘い香りを漂わせるという桂の巨木、桂は風に葉をそよがせている時がこれまた美しい。
黄葉も美しいという赤谷の森、またいつか森の恋人に逢えるだろうか?

AKAYA PROJECT HP



行田OFFの古代蓮

2006-07-22 17:34:50 | ノンジャンル
今日はサークルの行田オフ、古代蓮&世界の蓮園、さきたま古墳&資料館、忍(oshi)城、さかもとのゼリーフライ、かねつき堂のゼリーフライ&フライ&やきそばと見て食べて歩いて楽しみました♪
サークルオフだったのでゆっくり写真は撮れなかったけれど、今日はこの前興味のあったローアングルにトライ!
あいにくの今にも降りそうな曇り空、晴れればもっと透過光も空も綺麗に写ると思うのだけれど...












伊勢崎にて

2006-07-16 22:06:55 | ノンジャンル
知人がサークルの掲示板にアップした蓮の写真がとても美しい。
見に行きたいけれどどうしよう?
今日は蓮祭り、ちょっと遠い会場はきっと混んでいるんだろうな。
蓮の花は午前中が見頃、迷っているうちに3時間過ぎ(笑)晴れていた天気も小雨が降り出す。
今行かないと今年はもう行けないかもと思ったらハンドルを握っていた。
吉井の蓮は見に行ったけれどここの赤堀の中国友好の蓮は沼も広くてなかなか見応えがある。
狙ったアングルは撮れなかったけれど間近で見る美しい蓮に心が和む。
若い頃は蓮の花に興味は無かった、今は素直に美しい花と思う。
週末の土曜日には有名な行田の古代蓮を見に行く予定...