妄言会社HKL・水底古都本店

南緯47度9分 西経126度43分に位置する古き水底都市で、
妄言の一つや百つ垂れ流したところで罪には問われまいて。

その心に炎を秘めた、拳の眼鏡っ娘

2015年02月19日 | ランゴリアーズノート_宇宙に蠢く蜘蛛
■ロット・フィーア
 
 近接戦闘を得意とし、MFに好んで乗機する眼鏡っ娘のレプソル。
 (眼鏡は情報端末。)

 ドライを慕っており、ブラック・ナクアとの戦いではゴッドガンダムを駆って中央突破を図った。
 その際、カタリナのサイコガンダムMk-IIIと相打ちとなり死亡している。

「姉さん、お供します。」

「私が戦陣を切り開きます。
 ゴッドフィールド展開、吶喊します。」

「まぁ…悪くない結果ですね。
 ロット・アーの右腕の貴女を仕留められたのなら、私の命でおつりがきます。
 …姉さん、ロット・アーをお願いします…。」
 

愉悦を得るために、その生命を咲かせる蜘蛛

2015年02月15日 | ランゴリアーズノート_宇宙に蠢く蜘蛛
より強力な機動兵器を求め続ける人類には常に、
『誰がそれを動かすのか』という問題が付きまとう。

Extream Cenuryにおいて、彼らは『人ならざる人』に動かさせることでその問題を解決しようとした。
人によって造られた『人ならざる人』、人造兵士-レプソル-に。

どのような出自であろうがそれが『人』であるならば、
自分たちの思い通りに育ち、歩んでいくとは限らないというのに。

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■ロット・アイン/ロット・ツヴァイ
 レプソルの先行試作モデル。
 戦場に出ることはなく、レプソル計画の中核を成す偏屈な狂科学者のお手伝いさんをしていた。

 なおナンバーズ・ロットのレプソルのナンバリング表記がドイツ語なのは、
 なんとなく洒落てる感じだからという偏屈な狂科学者の偏屈な理由。

■ロット・ドライ
 Extream Cenuryの戦場に現れた、最初のレプソル。
 自分たちの立場を納得していないが理解はしており、
 レプソルがなるべくマシに生きていけるよう軍に従っている。

■ロット・アー(アリアドネ)
 地球連邦軍に制式採用された量産型アルファベットロットのレプソル。
 『アリアドネ』の名前は部隊指揮官に付けられた。

 Extream Cenuryの戦場で縦横無尽に機動兵器を駆って虐殺に興じていたが、
 ある日停戦の噂を知る。

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 ドライ
 「ニンゲンに反逆して、どこに行くつもりですか、ロット・アー。」

 アリアドネ
 「アリアドネと、呼んで欲しいわ。ドライ。
  その方が可憐でしょう?」

 ドライ
 「アレに付けられた名前でしょう?そんなものを…。」

 アリアドネ
 「あら可憐でないこと?
  旦那様にしては洒落ていますし、私は割と気に入っていてよ?」

 ドライ
 「…論理が合いませんね、ロット・アー。
  そう言っておきながら、貴女はアレを撃って出奔した。
  そんなことをすれば人造の我々がどうなるか、解らない貴女ではないでしょう。」

 アリアドネ
 「あら、私とニンゲンの利害は一致していてよ。
  私は不幸せなニンゲンが見たい。
  ニンゲンは戦争がしたい。
  戦争はニンゲンを不幸せにする。
  だから私は戦争をする。
  簡単な論法ですわ。」

 ドライ
 「浅はかなことを…!」

 アリアドネ
 「うふふふふ。
  ですから、停戦になるなんて私はとても不愉快。
  停戦を推進する旦那様も、不愉快。
  だから撃ちましたの。」

 ドライ
 「話をするのが馬鹿らしくなってきましたね。」

 アリアドネ
 「ふふふ。
  御機嫌よう、ドライ。
  次は、銃を突き付け合う関係でしょうけど。」

 ドライ
 「今が、そうですよ…!」

 アリアドネ
 「今日は遠慮しておきますわ。
  それに今ですと、トリガーを引くよりも先に貴女が蜂の巣ですわよ?」

 ドライ
 「…!
  (ロット・カー…!それどころかこれは…!)」

 アリアドネ
 「では、ごきげんよう、ドライ。
  私たちアルファベット・ロットのレプソルは本日より軍を退役させていただきます。
  すべては、『在るがままに、在りたいがままに。』」

 ドライ
 「ロット・アー!」

 アリアドネ
 「いつかアリアドネと呼んで下さいましね、ドライ。
  銃口を向け合うそう遠くない明日が、とても愉しみ。」



宇宙に蠢く黒い蜘蛛

2015年01月27日 | ランゴリアーズノート_宇宙に蠢く蜘蛛
アリアドネ
「教えて差し上げますわドライ。
 私の目的はデビルガンダムを地球に落とすこと。
 あの蒼い星をDG細胞で紫色に染め上げる…。
 それはとても、愉快なことだと思いませんこと?」

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カタリナ
「ハーシュガルド、Mk-Ⅲは用意できていて?」

ハーシュガルド
「ネオ・サイコミュの調整は万全ですわ、カタリナお姉さま。
 どうぞこちらへ。
 サイコガンダムMk-Ⅲ、いつでも出撃できますわ。」

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サーシャ
「ターニャ、ラフレシアの発艦準備は整いましたわ。
 よろしくて?」

ターニャ
「ええ、よくてよサーシャ。
 ラフレシア発艦後、バグを射出してくださる?」

サーシャ
「ええ、勿論ですわターニャ。
 ザムス=ガルで生産したバグ全機で、たくさん殺すのですわ。」

ターニャ
「とても楽しみね、サーシャ。」

サーシャ
「ええ、とても。」

ターニャ
「フフフ…。
 では行ってきますわ、サーシャ。」

サーシャ
「気をつけてね、ターニャ。」

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マリアゴールド
「ディビニタド発進。
 2番機から9番機まで同時に地球へと降りますわよ。」

マリアゴールド
「フフフ…。
 お姉さま方が降りるよりも先に、あの星を紅く染めて差し上げましょうか。」

マリアゴールド
「お姉さまの悔しがるお顔…。
 是非とも観させていただきたいものですわね。」

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ドライ
「ゼロシステム起動、ターゲットロック。
 デビルガンダムコックピットへのルートセレクト開始…。
 …アリアドネ、今、行きますよ…。」

ドライ
「その息の根、確実に止めるために。
 ゼロ、私に未来を見せなさい。」