妄言会社HKL・水底古都本店

南緯47度9分 西経126度43分に位置する古き水底都市で、
妄言の一つや百つ垂れ流したところで罪には問われまいて。

■極限世紀-エクストリームセンチュリー-の果てで、どっこい人類は生きている。

2015年01月10日 | 機動戦史ガンダムEXA
 遥かな未来か、彼方の過去か。
 それは、E.C.(エクストリーム センチュリー)と呼ばれた時代が滅び、
 A.E.C.(アフター エクストリーム センチュリー)が15年の時を刻んだ日の物語。
 
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●レオス・アロイ
 【ジュピターX】に所属し、【ex-】に対してレジスタンス活動を続ける少年。
 EC79年1月4日、地球にスペースコロニーが降り注ぐ渦中に生まれた過去を持つ。

●セシア・アウェア
 【ex-】と対を成す【黒歴史の繭】の管理者。
 人の歴史の哀しみにさらされながらも、なおも人の進化を信じている。

 【ジュピターX】を組織し、【ex-】を追っている。
 追い詰めた先に【ex-】をどうするべきか、その答えが未だに定まらないままに。

●ex-
 【黒歴史の繭】の管理者。
 だがそこに記され続ける人類の歴史は愚かな戦いの輪舞に過ぎないと断じ、
 世界の全てを灰燼に帰すと決意。

 EC79年1月1日、全世界の電子機器を破壊し、世界を滅びに導いた。

●エクストリームガンダム
 【ex-】が電脳世界に建造したMS。

 後に【ex-】から【セシア・アウェア】にそのデータが提供される。
 【ex-】は、どこかで信じたかったのかもしれない。
 誤っているのは、自分なのかもしれないと。
 極限の絶望に至ってもなお、歴史の果て、繰り返される哀しみの果て、
 人類は真の平和を享受できる【新化】へ至る可能性を秘めているのだと。

●黒歴史の繭
 木星に存在する、歴史の全てを収めた超歴史DB。
 誰が造り、いつからそこにあったのかは誰も知らない。 

●E.C.(エクストリーム センチュリー)
 肥大した戦火が宇宙を包んだ、いつとも知れない戦乱の時代。

●A.E.C.(アフター エクストリーム センチュリー)
 【ex-】により電子機器が破壊された影響により、
 地球に空が落ちてきた後の時代。

 その始まりはE.C.79年1月4日。

●ジュピターX
 【ex-】を討ち、世界を再び人の手に取り戻すべく活動するレジスタンス組織。

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…なんていう白昼夢を見た。

機動戦史ガンダムEXA 月刊コミックボンボンで好評連載中

2015年01月10日 | 機動戦史ガンダムEXA
■機動戦史ガンダムEXA
・概要:
 月刊コミックボンボンにて連載中のアナザーガンダムストーリー。
 (アーケードゲーム『機動戦士ガンダムEXVS EX-AHEAD』とのタイアップ連載。)

 永きに渡った戦乱が世界を破壊した後の時代、
 【AEC(アフターエクストリームセンチュリー)】の地球を舞台に、
 超歴史データベース【黒歴史の繭】とそれに関わる人々の戦いを描く。
  
・あらすじ:
 これは、超歴史データベース【黒歴史の繭】を巡る物語。

 幾星霜もの過去から人類の歴史を記録してきた【黒歴史の繭】は、
 その記録の最適化を行うため、
 男性思考型情報解析システム【ex-(イクス)】と
 女性思考型情報解析システム【セシア・アウェア】とを生み出した。

 連綿と続く破壊と再生。
 歴史、文明、世界の勃興の記録。

 だが最適化が進む度、【ex-】の心に疑問が浮かんでくる。
 
 『人類の歴史など、平穏と争乱の間を廻り続けるだけの愚かな輪舞に過ぎないのではないか?
  声高に平和を叫びながら、人類は嬉々として新たな兵器を生み出し続ける。
  その生存に必要な量を遥かに超える虐殺は、何のために行う。
  そしてその先に何を生み出した。
  歴史が途切れる程の破壊と再生、そしてまた、平穏と争乱の繰り返し。
  滅び去り、次の人類が再びその輪舞を舞うまでの。
  歴史が、その愚者達の舞踏会の軌跡にしか過ぎないのなら、
  歴史に、何の意味がある。』

 【ex-】は自問と自答を繰り返した。幾度と無く。

 そして時代は、極限の戦乱へと至った【EC(エクストリームセンチュリー)】。
 戦乱は銀河へと進み、兵器の進化はかつて幻想の中でのみ語られた存在にまで上り詰めた。
 そこにはもはや敗者も勝者も無く、人は戦うためにだけ戦う生き物に成り下がっていた。
 
 【ex-】に、もはや躊躇いは無く。
 【セシア・アウェア】の制止も、極限に達した【ex-】の哀しみを阻めはしなかった。

 EC.0079 1月4日。
 極限の名を冠するガンダムの威容があらゆるモニターを席巻した時。
 世界に、滅びの喇叭が響き渡った。

 全ての歴史の破壊、永遠の喪失、あまねく歴史に生きる愚昧な生命の消滅という、
 【ex-】の哀しい願いを背負って。
  
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 【ex-】の駆る【エクストリームガンダム】によって、
 制御を奪われたスペースコロニーが地球に降り注いだ日から、
 15年の時が流れた。

 世界は滅びても、人はまだ生きていた。
 砕け散った文明からの復興に、15年は決して短い時間ではなかった。

 【AEC(アフター・エクストリームセンチュリー)】。
 
 人類の進化の可能性を信じ、その庇護者たらんとした【セシア・アウェア】は、
 生き残った人類と共に【ex-】への抵抗組織【ジュピターX】を結成。

 世界と共に、超歴史データベース【黒歴史の繭】に収められた膨大な人類の記憶をも消し去らんとする
 【ex-】を止めるため、今日も彼女は若者たちを【黒歴史の繭】へとダイブさせる。
 
 その中に彼、【レオス・アロイ】はいた。
 荒廃した世界の中で、【黒歴史の繭】を閲覧し、無邪気に喜ぶだけの少年だった【レオス】。
 だが歴史の記録を辿り、そこに生きた人々と時に敵対し、時に共闘する中で、
 レオスはその心を大きく成長させていく。

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…と、いう白昼夢を見た。