
花巻市「旧新興製作所跡地の状況について」から
花巻市は19日、旧新興製作所跡地の建物解体工事が長期にわたって中断され、コンクリートのがれきやPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物が残されていることについて、県に、処理責任者への指導を要望したというニュース、、
旧新興製作所の土地や建物の売買契約を巡って、解体工事が中断となるまでのトラブルがいろいろあるようだが、花巻市の「旧新興製作所跡地の建屋解体等に関するお知らせ」をみただけではよく分からないのだが、、、
そもそものPCB廃棄物の保管事業者は誰だったのか?
旧新興製作所跡地に存在していたのでは? 保管の届出はあったのか?
PCB廃棄物の譲り渡し及び譲り受けはPCB特措法で原則禁止となっているが、、旧新興製作所跡地の「廃トランス、廃コンデンサ」は、資料を見る限りでは、メノアースが保管事業者で処理責任を負っているように見える、、しかし「行政代執行」に関する記述もあるし???
よくわからない、、、
「旧新興製作所跡地の状況について」資料によると、、、(PCB絡みの部分を抜粋)
●平成27年1月・メノアース(株)が、旧新興製作所の建物付き土地と北側隣接地を条件付きで購入(条件=建物等構築物の解体撤去)
●メノアースに対する指導
県 → PCB廃棄物の適正保管・処理(廃トランス、廃コンデンサ等を保管)
●県の動き(PCB特措法関係)
○PCB廃棄物の保管場所について令和元年12月、メノアースから上部平坦地の保管庫から旧新興製作所跡地の上部平坦地と下部平坦地の連絡通路内に移設した旨、県に連絡あり
○PCB廃棄物の保管・処分に関する県の指導内容(高濃度PCB廃棄物...廃トランス、廃コンデンサ)・保管方法が基準に適合しているか・法で定める期間内に処分する計画であるか
花巻市議会での「新興製作所跡地のPCB」答弁をみると、
(概略)
・PCB廃棄物の事務所管は県であり、月に1回以上の頻度で市が県に聞き取りを行い、状況を確認している。
・県から、PCB廃棄物についてはメノアース株式会社が令和元年12月に新興製作所跡地の上部平坦地に隣接する空き家から上部と下部の連絡通路内に移設したと聞いている。
・県は、移設後の保管状況の確認のため、PCB廃棄物所有者であるメノアース株式会社に電話等で連絡しているものの、メノアース株式会社の代表者に直接連絡がつかず、また、立入検査も行えない状況となっている。
・PCB廃棄物等の保管及び処分状況等届出書の届け出は、毎年6月末までに県に提出が必要だが、令和2年度はまだ提出されていないため、県が提出するよう指導を行っている。
・PCB廃棄物の保管状況について確認ができていない状況であることから、保管状況を速やかに確認するよう県に要望するとともに、PCB廃棄物の期限内処分の実施に関し、法律に基づき適正な指導を行うよう岩手県に要望している。
岩手日日新聞社 2021年7月20日
花巻市は19日、旧新興製作所跡地の建物解体工事が長期にわたって中断され、コンクリートのがれきやPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物が残 ...
旧新興製作所跡地の建屋解体等に関するお知らせ
- 旧新興製作所跡地の状況に関する情報(令和3年3月10日更新)
- 平成28年10月27日更新:旧新興製作所跡地の上部平坦地の埋蔵文化財試掘調査の結果に関する情報
- 平成28年10月21日更新:旧新興製作所跡地の建屋解体工事の中断に関する情報
- 平成28年6月7日更新:旧新興製作所跡地下部平坦地北側隣接地の試掘調査の結果に関する情報
- 平成28年5月18日更新:旧新興製作所跡地の土壌汚染対策法に基づく届出に関する情報
- 平成28年4月8日更新:旧新興製作所跡地の文化財保護法に基づく発掘届出に関する情報
- 平成28年2月26日更新:旧新興製作所跡地の市下水道条例に基づく排水設備計画確認申請(撤去)及び騒音規制法に基づく特定建設作業届出に関する情報
- 平成28年2月23日更新:旧新興製作所跡地の建屋のアスベスト除去作業に関する届出及び文化財保護法に基づく発掘届出に関する情報