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千葉市北清掃工場の焼却炉煙突からの鉄錆が飛散、周辺の建物や車に付着「迷惑かけおわび」市、賠償も

2023年05月10日 19時45分46秒 | 中間処理施設等

千葉テレビ「清掃工場の煙突から鉄さび飛散 住宅や車に被害」から


千葉市は、北清掃工場の焼却炉煙突から鉄さびが周辺地域に飛散したと発表。鉄さびは建物や外構、車のボンネットなどに付着しという、、、(参考「焼却炉の煙突から鉄さび飛散 千葉市北清掃工場 周辺の建物や車に付着 「迷惑かけおわび」市、賠償も」)

NHKニュースによると「焼却炉の修理の際は、通常、炉内の火を完全に消して温度をゆっくりと変化させますが、今回は短時間で終わる修理だったことから火を完全に消さずに行ったため、再稼働後に温度が急激に上がって煙突内側の赤さびが剥がれ落ち、飛散したみられるということです。」と、、、(参考「千葉市の清掃工場 焼却炉修理で住宅などに赤さび飛散」)

 

千葉市

記者発表一覧

5月10日(水曜日)

千葉市北清掃工場焼却炉煙突からの鉄錆の飛散について

千葉市北清掃工場において、焼却炉の煙突から煙突内の鉄錆の飛散が発生しましたので、
お知らせします。
このたびは、北清掃工場近隣にお住まいの方、事業者の方にご迷惑をおかけしたこと、ま
た、市民の皆さまへご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げるとともに、今後、再
発防止および工場の適正な管理に努めてまいります。

1 事案の概要
北清掃工場には焼却炉が3炉あるが、そのうちの3号炉の設備修理を行うため一時的に
焼却炉の稼働を停止し、修理が完了した翌日夜間に焼却炉を再稼働させたところ、煙突の
壁面に発生していた鉄錆が上昇気流に乗って吹き上げられ、3号炉の煙突から飛散した。
2 判明した経緯
4月24日(月) 設備修理のため、3号炉稼働停止
 25日(火) 設備修理が完了し、3号炉再稼働
 26日(水) 北清掃工場の近隣住民から鉄錆の飛散について、問い合わせあり
26~28日 市職員による飛散範囲および発生原因の調査
 28日(金) 北清掃工場からの飛散による可能性が高いことから3号炉稼働停止
5月 1日(月) ・近隣住民へ、鉄錆の飛散に関し、市職員による現地調査で発生源の
特定を進めている状況等をポスティング
・本市から3号炉内および飛散した鉄錆の成分分析を分析機関へ依頼
8日(月) 成分分析の結果、飛散した当時の風向きおよび、他に発生源が確認
できないこと、これらを勘案し、飛散した鉄錆は北清掃工場から排出
されたものと判断

3 鉄錆の飛散状況および被害の状況
周辺地域の被害状況を確認したところ、北清掃工場から北西へ550メートル圏内にお
いて、建物や外構、車両に鉄錆が飛散していることを確認した。
 ※再稼働時の風向きは南東の風
4 原因
焼却炉の停止・再稼働は通常行う定期整備などでは、時間をかけて常温まで降温し、昇
温を行っている。
一方、今回の設備修理における停止時においては、焼却炉内におき火を残し、ある程度
温度が高い状態を維持したまま修理を行った。修理完了後の再稼働時は、焼却炉内の温度
が高く、ゴミの燃焼に伴い急激に温度が上昇することになる。このため、煙突内の温度変
化も通常の立上げ処理と比べ急激になり、併せて煙突が急激に膨張し、生成していた鉄錆
がはがれやすい状態になり、煙突から飛散したと考えられる。
なお、北清掃工場は平成19年度から、長期責任型運営維持管理を行っている千葉エコ
クリエイション株式会社により、維持管理が行われている。工場の煙突については、維持
管理開始以降、煙突全体の目視点検および鉄錆の除去が行われていたが、平成25年度か
ら煙突内の点検が煙突頂部からの目視点検に変更され、現在に至っている。
5 今後のスケジュール
5月13日 住民説明会
※ 住民説明会以降、鉄錆の飛散・付着に伴い発生した損害の賠償を行っていく予定。
6 再発防止策
北清掃工場全ての煙突の点検、清掃および防錆塗装を今年度中に実施し、来年度以降も
継続する。
7 可燃ごみ焼却処理への影響
北清掃工場の可燃ごみの一部を新港清掃工場で受け入れることで、市民生活への影響を
生じさせることなく、ごみ処理を継続していく予定。

 

 

 

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