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大阪 熊取町大久保東地区におけるPFOS及びPFOAによる地下水汚染(住友電工子会社敷地)目標値1460倍(73,000ng/L) 

2025年02月14日 08時40分13秒 |  PCB/DXN類など

大阪府と住友電気工業(大阪市)は13日、大阪府熊取町にある同社子会社「住友電工ファインポリマー」敷地内の井戸から、国の暫定目標値の1460倍に当たる有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたと発表した。(参考「【速報】目標値1460倍PFAS 大阪、住友電工子会社敷地」)

調査結果詳細は
大阪府の「熊取町大久保東地区における地下水汚染について(第2報)」へ

 


 

大阪府

熊取町大久保東地区における地下水汚染について(第2報)

報道提供日時 

 2025年02月13日1400

内容

 令和6年12月26日にお知らせしました熊取町大久保東地区におけるPFOS及びPFOAによる地下水汚染について、府は、熊取町と連携し、周辺地域の井戸について飲用に供さないよう周知するとともに、周辺地域及び汚染範囲を確認するため、井戸等で水質調査を実施しましたので、以下のとおり調査結果をお知らせします。

 なお、現時点において健康被害の情報はありません。

 また、大阪広域水道企業団熊取水道センター及び泉佐野市が給水する水道水は、暫定目標値以下であることが確認されています。

 周辺地域近辺に、地下水を処理して飲用に供していた施設が1件ありましたが、当該井戸所有者が自主検査したところ、暫定目標値以下であることが確認されています。

1 水質調査の結果 

・令和6年12月26日にお知らせした飲用水の水質検査で暫定目標値を超えた施設の井戸において、原水(地下水)の検査をしたところ、下表No.1のとおりでした。なお、同施設の給水は既に水道水に切り替えられています。

・本施設の周辺地域(概ね半径500mの範囲内)において所在確認された家庭用井戸2地点の水質検査の結果は、下表No.2及びNo.3のとおりでした。なお、両井戸とも飲用には供されていません。

・本施設の周辺の事業所井戸7地点について、水質調査を実施したところ、下表No.4からNo.10のとおりでした。

・汚染の影響を確認するため、河川3地点について水質調査を実施したところ、下表地点Aから地点Cのとおりでした。

暫定目標値(指針値):PFOS及びPFOAとして50ng/L以下

飲用及び家庭用井戸 (単位:ng/L)

採水地点

No.1

No.2

No.3

PFOS及びPFOA

1,900

33

64

※No.1は水道水に切り替え済、No.2及びNo.3は飲用には供されていない。


事業所井戸 (単位:ng/L)

採水地点

No.4

No.5

No.6

No.7

No.8

No.9

No.10

PFOS及びPFOA

69

0.5

0.6

73,000

6,600

5,300

1,300

河川 (単位:ng/L)

採水地点

地点A

地点B

地点C

PFOS及びPFOA

36

32

23

 

2 今後の対応

・周辺の井戸所有者には、飲用には供さず、水道水を利用することを引き続き周知します。

・汚染状況等を確認するため、地点No.3、No.4、No.7からNo.10の周辺地域(概ね半径500mの範囲内)において井戸等で水質調査を実施し、PFOS及びPFOAが暫定目標値を超えて検出された場合には、速やかにお知らせします。

・今回の調査では、PFOS及びPFOAを直接的に扱う事業者は確認されませんでしたが、引き続き、周辺の事業者等に対して、汚染原因の調査を行います。調査の結果は、本年3月下旬に公表する予定です。

・なお、今回の調査結果で最高濃度を検出した井戸及び近隣井戸の所有者においては、原因及び理由について調査及び分析を行っており、汚染の拡がりを防ぐための対応を検討中です。 

詳細は~


2024年12月26日 大阪府公表プレスリリース
「熊取町大久保東地区における地下水汚染について」
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o100090/prs_51025.html

 

 


 

住友電工

ニュース&プレスリリース

    13 February 2025
  • 住友電気工業株式会社

  • 住友電工ファインポリマー株式会社

2025年2月13日、大阪府から泉南郡熊取町大久保東地区における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)による地下水汚染に関する分析結果が判明した旨の公表*がありました。

これまでも、住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治)の子会社である住友電工ファインポリマー株式会社(本社:泉南郡熊取町朝代西地区、社長:鈴木 良昌、以下「住友電工ファインポリマー」)におきましては、昨年12月26日の大阪府の公表**を受けて、大阪府による調査に協力するとともに、自主調査を行ってまいりました。

本日の大阪府から公表された分析結果によりますと、住友電工ファインポリマー敷地内で実施された5か所の井戸に関し、生産工程で使用している水源である2か所の井戸については暫定目標値を下回る結果となりましたものの、生産工程で使用していない3か所の井戸については暫定目標値を超過する数値が検出されました。なお、これら5か所の井戸は、飲用には使用しておりません。

大阪府の公表によりますと、大阪広域水道企業団熊取水道センター及び泉佐野市が給水する水道水についても有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の水質検査が実施され、暫定目標値以下であることが確認されているとのことです。そして、大阪府においては、引き続き、汚染状況や汚染原因などの調査を行うこととしているとのことです。
住友電工ファインポリマーといたしましても、近隣住民の皆様をはじめ関係者の方々にご安心いただけるよう、自治体の関係者と連携し、引き続き、調査などに協力するとともに、調査分析を踏まえ、必要な対応を検討してまいります。

*2月13日 大阪府公表プレスリリース
「熊取町大久保東地区における地下水汚染について(第2報)」
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o100090/prs_51032.html

**昨年12月26日 大阪府公表プレスリリース
「熊取町大久保東地区における地下水汚染について」
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o100090/prs_51025.html

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