東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

新型コロナウイルス「緊急事態宣言」 外出自粛で23区のごみ量も増加となるのか?

2020年04月25日 14時07分25秒 | 東京23区のごみ

今朝は、東京新聞の都内面で「<新型コロナ>ごみ収集 危険隣り合わせ 自宅飲食増「分別ルール守り協力を」」と、こちら特報部で「ごみ捨てルール厳密に 収集員 高まる感染リスク」の記事も、、、

先日は、都政新報でも「新型コロナ/外出自粛でごみ量増加/清掃職員の感染防止を」記事、また「「〈新型コロナ〉ごみ収集、感染の恐怖 分別ルールを守って」でも~

23区のごみに関しての共通した内容は、
「東京二十三区清掃一部事務組合によると、2月24日から4月12日までの家庭の可燃ごみは、前年同期比で3・1%増
」となっているので、、、確実に可燃ごみも増えているという事なんだろう、、、

追記(2020年5月2日)
毎日新聞で「新型コロナ 事業ごみ減少、処理業者が苦境 「赤字でもやめられない…」」で、「東京二十三区清掃一部事務組合によると、2月24日から4月14日までの事業系ごみの搬入量は前年同時期比で約2割減」となっていた。家庭系ごみの増加率以上に事業系ごみは減少、、、ごみ総量としてはどの程度の増減となるか、、、そのうち速報値がでるだろうか?

例年、23区の清掃事業は、事業系の持込ごみを90万トン以上受け入れている。そのほとんどが清掃工場での焼却ごみである。清掃工場での搬入手数料は、15.5円/Kg と都内の清掃工場の中では激安。大量に処理するが故の価格設定なんだろうが、、、年間の搬入手数料も150億円程度を見込んでいるので、事業系ごみの減少が大きくなると、清掃一組の手数料収入も減少することとなる。

 

「前年同期比の3.1%の増加」は何トン増になるのかと計算してみた~

2019年3月分(清掃事業年報から)
   
  区収集可燃ごみ 136,217.98トン →140,440.73トン4,222.75トン増)
  持込ごみ(臨時)  82.080.54トン
  月別清掃工場・破砕ごみ処理施設搬入実績 224,032.70トン 

4月、5月とこの調子で続くとかなりのごみ量増となるのかな

23区清掃一組 令和2年2月のごみ量速報値を公表(2月分は約20.6万トン)

2019年度のごみ量はどうなるか?

 

全国各地の自治体でも、外出自粛要請の影響で、ごみ量が増加しているというニュースが増えている。地域によっては、ごみ焼却工場への持込ごみの搬入自粛や規制も行われているところも、、また、「外出自粛が影響か、さいたまで家庭ごみ15%増」とか、「自宅待機で掃除熱?家庭ごみ持ち込み急増 清掃工場に車列」も、、、23区の場合は、清掃工場等への「持込ご」は事業系ごみのみである。家庭からでたごみは直接、清掃工場へ持ち込みはできない

家庭ごみが増加しても、
そのぶん、事業系の飲食店などのごみが減少していればいいけど、、、
しかし、「ごみ処理業者ピンチ 企業自粛で事業系減 収入半減も、作業員には感染リスク」という問題も、、この非常時、単純にどうこうはいえなく、ともかくはやくウイルスの終息を願うのみ、、

ごみの収集や運搬、処理・処分は緊急事態といえども休みなく行われる、、、
ありがたいことである、、、感染防止のマスクや防護服なども品薄状態と聞くが、、、

神戸市の「ごみ収集作業員の感染で須磨事業所は当面閉鎖」というような事態で、この非常時に、さらなる非常事態とならないように、万全の対策を講じて欲しい願うのみ、、、もちろん排出側のごみ分別ルール、安全対策の徹底などは当たり前の事である、、、、、、

 

2020年4月25日の東京新聞(朝刊)
●ごみ捨てルール厳密に 収集員 高まる感染リスク

2020年4月25日の東京新聞(朝刊)
<新型コロナ>ごみ収集 危険隣り合わせ 自宅飲食増「分別ルール守り協力を


●環境省「新型コロナウイルス感染症対策としてのご家庭でのマスク等の捨て方」から

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« youtube 紹介、東京を止めな... | トップ | 大王製紙や王子製紙もマスク... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京23区のごみ」カテゴリの最新記事