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佐賀市清掃工場「CO2分離回収事業」CO2売却収入24万円 見込みのわずか3% 余りは空気中に放出

2017年08月30日 11時10分48秒 | ごみ全般/環境政策

環境省「二酸化炭素回収機能付き廃棄物発電検討事業 概要資料」から

 

佐賀市の清掃工場
廃棄物発電施設からの二酸化炭素回収・利用の可能性を実証する日本初の取組
回収した二酸化炭素は、藻の培養等に活用とか、、、鳴り物入りの大宣伝で、、、昨年8月に稼働したものの、、、

二酸化炭素分離回収装置の稼働実績を巡り、CO2供給量と売却額が非公開としてものの、、その実態が明らかにされたようだ。「二酸化炭素分離回収装置の昨年度のCO2売却収入は24万円で、見込みの3%にとどまっていた。」というニュース。

■CO2売却収入24万円 見込みのわずか3% 佐賀市のバイオマス 余りは空気中に放出
佐賀新聞 2017年8月30日
 佐賀市が清掃工場(高木瀬)で進めるバイオマス事業に関し、昨年8月下旬に稼働した二酸化炭素(CO2)分離回収装置の昨年度のCO2売却収入は24万円で、見込みの3%にとどまっていたことが29日、分かった。市は整備費14億5千万円を売却収入によって賄うとしてきたが、事業初年度から目標を大幅に下回った。精製・回収しながら企業に供給できなかったCO2を空気中に放出していることも判明、低炭素社会を目指したCO2排出抑制も十分に機能していなかった。・関連記事 佐賀市のCO2事業 市議「計画ずさん」 ... 

■佐賀市のCO2売却収入 17年度も見込額の23% 市、収支計画見直しへ
佐賀新聞 2017年9月2日
 佐賀市のバイオマス事業の一環で、市清掃工場で昨年8月下旬に稼働した二酸化炭素(CO2)分離回収装置の売却収入が見込みを大幅に下回っていた問題で、市は1日、本年度も計画の4分の1程度にとどまるとの見通しを明らかにした。2019年度以降に毎年1億2千万円、17年間で総額約17億円の売却収入としている当初見込みを明示した上で、収支計画を見直す考えを示した。、 ...


事業のコンセプトはどうであれ、、、
そもそもの目論見がどうであれ、それがいいとか悪いとかは別にして、、

多額の税金投入で、
せっかく回収したCO₂をまた放出ではどうしようもないのでは、、、


関連(本ブログ)
佐賀市清掃工場「CO2分離回収事業」で供給量、売却額公開せず 2017年05月06日

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