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豊島区と職員24人を廃棄物処理法違反容疑で書類送検 無許可業者に産廃委託疑い

2020年02月21日 11時24分20秒 | 東京23区のごみ

豊島区と職員24人がなんと、廃棄物処理法違反容疑で書類送検というニュース、、
なんというか、、、お粗末というか、、、
区役所などで使っていたエアコンやピアノなどを捨てる際、産業廃棄物処理の許可を得ていない業者に委託したとして、東京都豊島区の課長ら職員24人と、法人としての同区を廃棄物処理法違反容疑で書類送検したという~(参考:豊島区と職員24人書類送検 無許可業者に産廃委託疑い日本経済新聞)

豊島区

廃棄物処理法違反について

令和2年2月21日

 豊島区では、平成30年の事務監査で廃棄物処理法に違反した契約を確認し、以後、全庁調査による実態把握に努めるとともに、警察に届け出て、捜査に協力してまいりました。

この度、警察から、本日付で豊島区及び8課10契約に関して書類送致したとの発表がありましたので、皆様にお知らせいたします。

今後は、検察による捜査に誠実に協力してまいります。

このような事態を招いたことに対し、区民の皆様に深くお詫び申し上げます。


なお、区では、以下の再発防止策を実施済みです

1. 廃棄物処理に関する職員研修の実施

2. 廃棄物処理は、ごみ減量推進課で一括して契約する方式に変更

3. 電子マニフェストを導入

これにより、現在は、適法な廃棄物処理を行っております。

今後は、二度とこのような事態を生じさせないよう、また、失われた信頼を取り戻すべく、全庁一丸となって全力で再発防止に取り組んでまいります。

 区長コメント

本日、平成26 年度から30年度にかけて不要になった備品の処分に関して「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に違反している疑いで、書類送致を行ったとの警察発表がございました。
今回の事態は、廃棄物処理に関する職員の認識不足、組織としてのチェック機能の不足が主な原因でありました。
法令順守の範を示すべき行政として、深く反省しております。
このような事態を招いたことに対し、区民の皆様に深くお詫び申し上げます。
 今後は、二度とこのような事態を生じさせないよう、また、失われた信頼を取り戻すべく、全庁一丸となって全力で再発防止に取り組んでまいります。

【これまでの経緯】

平成30年7月  事務監査において無許可業者への委託を確認する

平成30年9月  区から警察へ相談し、廃棄物処理について全庁調査を実施

平成30年10月 全庁の調査結果を警察へ報告

平成31年2月  警察からの職員への事情聴取が開始される

令和2年2月 本事案が警察から検察へ事件送致

 ※送致後は、検察による捜査が行われ起訴等の司法判断が行われます。

【区が処理を依頼した廃棄物】

 平成26年度 卓球台(教育センター)、ピアノ(子ども若者課)

 平成27年度 原動機付自転車(生活衛生課)

 平成28年度 ソファ、食器棚、黒板等(文化デザイン課)、陳列ケース(障害福祉課)、

  棚、パイプラック等(財産運用課)

 平成29年度 エアコン(学校施設課)

 平成30年度 テーブル、いす、ホワイトボード等(区民活動推進課)

【書類送致の概要】

豊島区 ・廃棄物処理法第12条第5項違反(委託基準違反)

 ・豊島区及び8課10契約に関わった区職員24人

事業者 ・廃棄物処理法第14条第15項違反(受託禁止違反)

7法人及び役員ほか6人 

(株)丸正商店、(株)睦設備、東新自動車(株)、江原運送(株)、(有)タケヤ、(株)下倉楽器、松本建設(株)

 

 

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