東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

壁面・屋上緑化の板橋清掃工場見学

2009年03月17日 23時15分00秒 | 東京23区のごみ

壁面緑化もさることながら、まもなく桜も満開~そのころには敷地の一部を地域に開放とか~ 煙突の下でお花見はいかが ◆◆板橋清掃工場◆◆

■板橋清掃工場施設概要
(東京二十三区清掃一部事務組合HPより)
所在地 東京都板橋区高島平九丁目48番1号
工 期 着工 平11.12
     竣工 平14.11
敷地面積  約44,400m2
ごみ焼却炉 炉型式 W+E式全連続燃焼式火格子焼却炉
設計最高発熱量 12,100KJ/kg
規模(炉基数) 600t/24h(300t×2)
焼却能力 600t/日
灰溶融炉 炉型式 3相アーク式長円形型(電気式)
規模t/日(炉基数) 180t/24h(90t×2)
余熱利用 発電出力 13,200kW
給熱 高温水
区立高島平温水プール
区立熱帯環境植物館
区立高島平ふれあい館
区立障害者福祉センター
都立板橋養護学校


★ごみプラットホーム

 
★ごみバンカ ★ごみクレーン ★ごみホッパ

   
★焼却炉

 
★1号溶融炉 ★2号溶融炉

  
★溶融炉

 
★清掃工場中央制御室  ★溶融炉中央制御室

 
★溶融スラグヤード(後方に余熱利用施設) ★工場棟の壁面緑化

●第4回サーマルリサイクル実証確認結果の確認等検討委員会(3/17)が板橋清掃工場でおこなわれた。公募の区民委員からの要望で板橋清掃工場の見学をさせていただいた。

●いつも新江東清掃工場や中防灰溶融施設などをみているので、板橋清掃工場はとてもコンパクトにみえた。このような施設はこの程度で稼働させる方が効率がいいのではないだろうか。大きければいいというものでは決してないだろう。大きいほどいろんなリスクも大きくなる。

●板橋清掃工場においても、廃プラスチック類の混合焼却が始まってから鉄類など焼却不適物が増えたそうだ。しかし焼却設備も溶融設備も至って順調に操業中とのことであった。

●時間がなくって公害除去設備関連まではみることは出来なかった。焼却灰の取り出し口や異物混入状況などもみたかったな~ 是非一度溶融の出滓状況をみてみたい!! あと、スラグ関連~~残念!!

●日頃、清掃工場の故障週報などでいろんな設備の名前を目にしているがちんぷんかんぷんなのである。工場内部を見学しながらあちこちに名前が書いてあるのでとてもよかった!!スラグ集合コンベヤ(振動で運んでいる?)、溶融灰投入機(5機あった)、放射室右鉱降水管、放射室右降水管2ドレン、水砕水槽スラグ排出コンベアーなどなど~ 

●ごみクレーンを操縦する人、中央制御室でモニターを監視する人、チェック表にそって工場内を見回りする人~ ほとんどが自動で行えるようになってはいるのだろうが、機械を操縦するのはやはり人である。いつ何が起こるかわからない現場の仕事は大変なことであろう。中央制御室では連続測定している排ガスは工場管理値をオーバーすると警告(?)がでるようになっているそうだ。例えば、水銀の場合0.05mg/m3N 以下が管理値なので、0.03mg/m3Nを超すと警告が出るように設定されていた。

●~確認等検討委員会のおかげで工場内部の見学が出来てよかった!!感謝!!

●第4回サーマルリサイクル実証確認結果の確認等検討委員会(3/17)は、事前提出質問やりとりが今回こそは終わるだろうと思っていたが、No37で時間切れとなってしまった。残念! 次回は5月下旬頃の予定とか~


●高島平は初めてである。前日までなぜだか常盤平にいくのだと思っていた。その程度の認識であったが、駅について公団か何かの集合住宅をみて~**で有名な公団高島平を思い出した! 電車の中からも清掃工場の煙突はみえた。しかし、煙突よりも何よりもびっくりした壮絶な風景は、街の中に鎮座している送電線であった。本当に驚いた!!

   
★高圧送電線

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