新型コロナウイルス感染拡大で衛生意識が高まる中、日本製紙は抗ウイルス効果がある紙の生産・販売に乗り出したという~(参考:日本製紙、石巻工場で抗ウイルスの紙生産 医療など利用期待)。
コロナ禍でも商魂たくましい製紙メーカー
新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってタオルペーパーの消費が拡大、需要に対応するため、丸富製紙と漫画雑誌などに使う印刷せんか紙などを生産する大二製紙が9月末に業務提携し、新たにせんか紙の原料を使った業務用商品の生産を始めたという。(参考:ペーパータオル増産へ提携 家庭紙の丸富製紙と印刷紙の大二製紙)
ニュースリリース「抗ウイルス」性能を持つ印刷用紙を上市
日本製紙株式会社(社長:野沢 徹 以下、「当社」)は、このたび「抗ウイルス」及び「抗菌・消臭」性能を持つ変性セルロースを用いた印刷用紙、新製品「npi抗ウイルス上質」を上市しました。
当製品は、通常の印刷用紙と同様に印刷・加工することが可能であるため、さまざまな用途にお使いいただけます。
※当製品は医薬品や医療機器などの医療を目的としたものではありません。
※すべての印刷・加工方法で抗ウイルス性能が維持されるわけではありません。
■「変性セルロース」により高い抗ウイルス性能を実現
当社が開発した「変性セルロース」は、金属イオンを担持させることができます。
金属イオンが持つ高い抗ウイルス性能、抗菌・消臭効果を発現します。
■抗ウイルス性能

※サンプル :金属イオン担持変性パルプを配合した紙製品
※試験方法 :抗ウイルス試験(JIS L 1922)
※上記データは外部機関測定結果であり保証値ではありません
■ラインアップ
銘柄名称 : npi抗ウイルス上質
取扱坪量 : 80g/㎡
当社グループは、「紙でできることは紙で。」を合言葉に、再生可能な資源である「木」を原料とし、リサイクル可能な「紙」「パルプ」に新たな機能を付与した多彩な製品をご提供しています。今後も、新たな機能を持つ製品を開発し、「紙」「パルプ」の利用シーン拡大に努めてまいります。
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