方向音痴なんです

家族に言わせると私の方向音痴は相当重症であると
でもそんな私も同じく方向音痴の人と行動を共にすると何故だか
安心感があるからこれは不思議です
先日のこと自称方向音痴と言われる男性とご一緒しました
彼が言われるに外に出ると「西と東が解らなくなる」そうです
そんな高尚のこと仰らないでください　
私なんか「東西南北まるで解らないですし地図なんて描けないのです」

その日　先ず彼はJRの乗車券を目的地よりも二駅先まで購入しておられました
そして二人が目的の駅だと確認して下車した筈なのに駅の様子が変なのです
周囲の人に聞きましたところ一駅間違って下車していました
そこで仕方なくまた乗り継ぎをして目的地に向かったのです
たまたまその日はお楽しみの会に参加して双方とも大変気分もよろしくて

今度は帰りのJRに乗車するためホームで待っていると
何だか私達が乗車するJR線ではない列車が入ってきます
このホームには「いろんな線の列車が停車するのね」といって
ふと隣のホームをみていると私達が乗車する筈の列車が入っているではありませんか
二人で確認してホームに出た筈なのに間違って隣のホームで待っていたことになります
とうとう一列車乗り遅れてしまいましたが
でも彼はもう思いは家路にあり美味しいお酒と肴の話になりうんといい気分なんです
翌日彼の弁によれば
「自分も方向音痴だけど彼女はもっとモット酷い」と
でも変に安心感があるのは何故かしら

一雨降った後小えび草がすっきりと咲いていました