うっかり

私も相当なうっかりものだと日頃よく反省していますが
もう何十年も以前のことです
冬の冷たい風の吹くころ帰宅して毛皮の襟巻がないことに気付きました
寒い時季襟巻は暖かくて手放せなくて
さてさて何処で落としたものか思い出せないのです
その日随分離れた駅の地下で襟巻をしていたのは解っていますが
それから後のことが全く思い出せなくて
母が心配して「駅に問いあわせましょう」と言ってくれたのです
記憶も定かでありませんがきっと最寄りの駅に相談して駅員さんが
ご親切な配慮をして下さったものと思います
名前もかいていませんのにその襟巻はちゃんと手元にかえってきました
多くの方々のご配慮　ご親切に感謝しなくては

今でこそ毛皮の襟巻はスマートで暖かな品質ですが
当時はまだキツネの顔も尻尾も足も爪までもついていたものです
私はお洒落とは別に暖かさを重宝していたものですが
襟巻をしてプラットフォームで電車を待っていると
「貴婦人のよう」と冗談を言う人もいたりして

その頃息子が遠方の大学に入学するに際して
学生マンションの予約など様々な手続きに出かけました
まだ早春の寒い頃で私はこの毛皮の襟巻をしていました
するとすぐ後ろをぴったりついて歩いていた息子は言ったのです
「その襟巻どうにかなりませんか」
息子はきっと貴婦人は嫌だったのでしょう

懐かしく思って探してみました
当時重宝していた襟巻が出てきました

合歓の花が

驚くではありませんか
昨日はまだまだ静かに咲いていましたものを
そうなんです
合歓の花は何度も満開状態を繰り返して咲きますが
今朝こんなにも沢山の花を観られるなんて
そう　夢を語ってくれているのでしょうね　
優しい夢を
お蔭で今日も一日幸せに過ごせます




あの西日本豪雨災害から早くも一年経ちました
思い出します
あの朝私は予約した美容院に出かけようと少し歩いて異変に気付きました
濁った多量の泥水が一面道路を塞いでいたのです
通行は無理で引き返して別の川沿いの道を歩いていると
直ぐ私の左側に一人の青年が近寄って来られました
私が「以外に川の水量が少ないですね」と言いますと

その青年は「もう少し行くと一面が泥水に浸かって大変な状況です」
最早町全体を視察して来られたような口調なのです
それを聞いて私が坂道を少し下ったところで
道全体が泥水であふれていたのです
もう歩行は出来なくて
胸が大きく塞がれるような恐怖を感じました

私が「あの･････　」
といって先に出会った青年を探したけど何処にも姿が見えなくて
私は仕方なく予約した美容院行きは断念して我が家へ帰りました
我が家は災難から免れたとはいえ
直ぐ近くの家まで浸水に遭われて初めての恐怖の体験です
それにしても私を道案内下さったあの時の青年は誰だったのでしょう
若しかして
あの災害の朝　私は神様に出合ったのかも

雨はやんで

しとしとと本来の梅雨の雨が降り続くかと思っていましたのに
今朝は快晴　何だか気怠くて
何か足りていないかしら　運動不足かしら　栄養が足りていないかしら
庭に出てみました
常盤ツユクサといいますか　白いちいさな花が静かに咲いているのです
涼やかを観たようで惹きつけられます




高砂芙蓉が咲き始めました
強い花です　これからでも咲きながら背丈を伸ばしてまた沢山の花を咲かせます




オトギリソウが沢山花を咲かせました
一段落したと思っていましたら
また一輪
それもまた新鮮です







心のこもった贈物を頂いて
可愛いお干菓子もはいっていました
暑い夏涼しいお部屋でお客様をお招きして一服のお茶もいいかしら

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梅雨らしく

今朝は漸く梅雨のような細い雨が降っています
ことしの梅雨は少し異変でしょうか
こんな雨降りの朝にエンジンの音を響かせて町内の植え込みを
剪定されている業者があります
これからしばらく雨続きが予測されているからでしょう
ご苦労様です

昨年の西日本豪雨災害の被害に遭って近くのスーパーストアが閉店したままなので
日常の買い物に難儀している人が多いのですが
一人住まいのお年寄りが言われるのです
「一人なので此処で充分です」と近くのコンビニでお買い物されています
でも新鮮なお野菜や魚肉などは無理です
その方はいつも杖をついて身ぎれいな服装をされてお買い物に行かれます
少しお気の毒におもいます
はやくに以前のようにスーパーストア開店しないものかしら




花ミョウガが背丈を伸ばして花を咲かせています




庭では秋海棠が密集しているすぐ傍でベコニアの花がひっそりと咲いているのです
この二種の花はよく似た花なのです
秋海棠の花が咲くまで私の出番と言った感じで毎年ベコニアが咲いています

花が消えると

楽しみにしていた松本せんのうの花が一つの鉢は咲き終わり
もう一鉢の松本せんのうは発育が悪くて今年は咲かないのかも
残念に思うことは松本せんのうによく似たがんびの花が
昨年咲いたのが最後になってしまいました
今年は芽を出さないのです　消えてしまったのです
これまでも大切に思う茶花が沢山消えてしまい
その度に反省しながらとても寂しさを感じてきたものです

もう随分以前の事になりますがその頃は
庭に咲く花を愛おしく思っては拙い絵をよく描いていたものです
ふと懐かしく思って花の絵を出してみました





がんびの花です
色が松本せんのうと同じようです




ハマナシの花です
この花は元気でよく繁殖します