小雨が降っています
今日も梅雨らしく終日雨が降るのかしら
百合が花ひらきそうです
ハマナシも集団で咲きそうな様子です
柚子の実が大きくなってきました
遠い日の思い出です
田舎家で囲炉裏を囲んでいる様子も私には珍しくて
祖母は囲炉裏で炊いたお味噌汁をお椀に注ぎ
採りたての青い柚子を皮のまますりおろしてろして
皆に振舞ったのです
あの時のゆずのいい香り
私には珍しい囲炉裏の様子とあわせて懐かしい思い出です
でもあの時は私にとっては忘れられない悲しみが
いえあの日母と私たち兄妹が山深い父の実家を訪れたのは
父の戦死を告げるあらためてのご挨拶だったのです
囲炉裏の傍で
平素から格式を重んじている本家の奥さまにご挨拶をして
母は手を突いたままの姿勢で涙で顔を上げられなかったのです
あの時の母の姿が愛おしく
私にはとても悲しくて
何十年も経っていますのに涙が浮かぶのです
こんばんは
心に沁みるおもいをお寄せ戴いてありがとうございます
さきの戦争を知る人少なくなってきましたね
不用意に疎開などいうと笑われてしまいますものね
それは返せば平和であることですからよろこばしいことなんですよね
私たちはやはり遺族として靖国への参拝は心の一つの区切りにもなっていましたね
無事に復員されたことそれは嬉しいことですね その後の生活はまるでことなりますものね
言える事は戦争はいけない ましてや負ける戦争はしてなならないと
でも戦いを経て私どもは平和を知ったから残りの人生が幸せに思えるのですね
今宵はありがとうございました
過る戦いを僅かなりとも知っている世代も少なくなってしまいましたね。
お母様は元よりfuyou様も遣る瀬無きお悲しみのことだっと拝察致しております。
これまでの記事、お父様のこと、お母様のこと、そしてお庭の阿弥陀堂のこともお訪ねする毎に読ませて頂きました。
私の父は無事復員してきましたが、父や母の弟は玉砕しました。遺骨も還りませんでした。
幼馴染の友も小6のときに靖国参拝の一人で、講堂で全生徒・職員が見送りました。当時、靖国の遺児と呼ばれ小6になると参加出来たのでした。
幼心にも忘れえぬ想ひ出の一コマです。
fuyou様、以前にも記されていますが「でも何と平和な日々ですこと・・・」が私の脳裡を過ります。
多くの方々のブログを拝見しながら、ふと私も呟いてしまうこの頃です。
長々失礼致しました。今宵これにて。