🌊水平線の彼方に🌊
水平線の先につながる世界は、
どんな景色なのだろう…。
そんなことを、
よく、思い浮かべます。
遥か昔の、
大航海時代の人々の勇気は、
未知なる世界への好奇心と、
想像を絶する、
恐怖を伴うものだったことでしょう。。
自分のいる場所から見えている世界と、
水平線の向こうから見えている世界は、
受け取り方も異なる、
多様な世界なのだと思います。
✨✨✨✨✨
「海の上のピアニスト」という映画では、
客船の中に、置き去りにされた赤ん坊が、
船の中の人々に育てられ、
船の中で演奏する、
ピアニストへと成長していきます。
自分の育った船の中の世界から、
最後まで、
出ていく気持ちが持てず、
主人公のピアニストは、
船と運命を共にする道を選びます。
物語は、
切なく、悲しいラストですが、
己の人生を、
ピアニスト自身が選ぶ姿に、
共鳴を感じてしまう気持ちもあります。
✨✨✨✨✨✨
大河ドラマ化された、
城山三郎さんの作品
「黄金の日日」
船乗りの父を亡くした、
主人公・助左衛門(すけざえもん)。
長じて、船乗りになり、
大海へ向かいますが、
嵐で難破し、
ルソン(現在のフィリピン)の浜へ、
漂着します。
その地で出会った人々との交流が、
主人公・の世界観、
人生観の礎(いしずえ)となり、
新たな道が切り開かれていきます。
人生の選択肢は、右か、左かの2つではなく、
己で切り開く、
第三の道がある事を、教えられ、
勇気づけられる作品です。
大河ドラマでは、
主人公の「助左」(すけざ)を、
当時・市川染五郎さん、
現在の、松本白鵬さんが演じられていました。
CS等で、度々、再放送される、
人気作でもあります。
✨✨✨✨✨✨
遠くまで水平線が見える日は、
正反対の、
二つの物語を思い出します。
世界の様々なこと、
生きていくことの、
厳しさ、
素晴らしさを、
浜辺から想い、
水平線の彼方を見ています。
From 若紫のカトリーヌ