若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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贅沢な時間

2008年10月29日 | Weblog日記 ~ほぼ毎日更新~
以前、実家の小さな庭で、50種類以上のハーブを
育てていたことがあります

はまってしまうととことんタイプの私。
それまで庭仕事なんて手伝いすらしたことがなかったのに、
たまたま近所のかわいいお花屋さんで買った『タイム』という小さな苗が、
予想以上に元気に育ってくれたのがきっかけでした。

もともと丈夫な品種も多く、初心者でも面白いように株が増えていきます。
収穫して料理やお茶に使えるようになると、それが嬉しくて、
車で片道1時間半はかかるハーブ園まで車を飛ばし
苗や種を買い込み、種類も増やしていきました。

腕をあげた私は、いつしかプランターだけの小さな世界では物足りなくなり、
庭全体をミニハーブガーデンにする計画を企てるようになりました。

早起きしてひそかに庭の芝生をはがし、ハーブに適した土に耕し、
スコップで畝をつくり、朝晩の手入れも欠かさず育てました。
そのかいもあってか、いつしか毎年5月になると小さな庭は、
ミントなどをはじめとする50種類以上のハーブで埋め尽くされ、
風がそよぐとふわっと薫る、ミニハーブガーデンに

何よりの楽しみは、はさみとボウルを持って、その時の気分や体調で
自分で育てたハーブを選びながら収穫し、摘みたてを飲むこと。
ゆったりとした、贅沢な時間が流れていきます・・・。
まさにその時間、プライスレス

フレッシュハーブは味も香りも色も鮮やかで、飲んだ後は、
体の中を洗い流されたようなすがすがしさが残ります。

今はライブ当日の朝に、喉にいいといわれている『タイム』を飲んでいますが、
フレッシュは買うと高い上にほんの少量しか入っていないのがネックです。

ハーブを育てるのにいい季節になりました。
秋から育てると冬を越すので、寒さに耐えた苗は丈夫になります。

小さなベランダを眺めながら、今どうしようか考えています
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1 コメント

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極上の時間 (リエマニア)
2008-10-29 21:35:33
モノの値打ちは、人によってその価値観の違いもありますが、確かに形に残り長い時間をかけて楽しむことができる宝飾品の類とはことなり、飲んでしまえばその形の無くなるハーブティに、気の遠くなるような時間と労力を、愛情というスコップで育てたハーブは、素材そのものが持っている力以上に、きっとりえさんの心に確かな贅沢と安らぎをハーブティという形で、もたらしたのでしょうね。
りえさんのブログを読みながら、たくさん素敵な時間を持って生きてきた人なんだなあと改めて感じ入りました。
私自身は、時間も労力も注いでいませんが、メロディラインで聞くりえさんの歌声は、殺伐とした日々にうるおいを与えてくれる【極上な時間】~ハーブティータイム~です。
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