若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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片思いに必要なもの・・・

2014年07月26日 | ジャンルを越えて ~音楽大好き!!~
みなさぁ~~~ん

こんにちはぁ~~~~~~

今日も一日暑そうですね~~~

でも、土曜日だしっ!

梅雨明け最初の週末だしっ!

こんな土曜日は、懐かしい、いい音楽でも聴いて行ってください!


というわけで、今日は『誘惑されるもの、心を惹かれる』というような意味のグループ、

『The temptations~ザ・テンプテーションズ~』

です!!!

アメリカのコーラスグループですが、メンバーの入れ替えもありながらも

『My girl』をはじめとするヒットをバンバン飛ばしてきました。


その中でも私は『Just my imagination』という歌が大好きです。

この歌は、片思いの歌です。


主人公は、片思いを寄せている素敵な彼女が、今日もまた窓の下を通り過ぎるのを眺めています。

そして彼は、ロマンティックな想像をめぐらせます。

「僕はこの世でなんて幸せな男だろう。あんな素敵な女の子が僕の彼女だなんて・・・。」

「やがて僕たちは結婚して、家族を築くんだ。そして子供は2人か3人くらいいて・・・」

でも、そんな夢からふと気がつけば、

「でもこれはただの夢物語さ。彼女とは話したことがないどころか、彼女は僕の名前すら知らないんだから。」

そして彼は毎晩神様にお願いするのですが、さてこの恋の行方は・・・。


このストーリー読んで、今の時代なら当然「怖い!ストーカー?」みたいに思いそうでしょう?

でもここが昔の古き良き時代!!

この歌は全米でも大ヒットしました。


ちょうどメンバーが変わったころでもあり、

まだまだフレッシュな初々しいザ・テンプテーションズのこの歌をお聴きください。

いくつか映像もあるのですが、私はこのサビの部分の

♪But it was just my imagination once again

のあとに

♪ Running away with me 

と歌いながら手をみんなでぐるぐるするところが好きです。

ドキドキが伝わってくる所と

歌い上げないで繊細に歌う所が

切々と切なさが伝わって来てきます。


他の人のカバーでは、みんな踊りが動き過ぎていたり、

肉食系な雰囲気に私なんかは圧倒されてしまい、

この歌には、片思いの歌には、やっぱり、、、

切なさが必要でしょう!!!!!

と思い、すぐに聴くのをやめてしまいました


これが一番オススメで~す!!

2:10で手をグルグルしてくださいね(笑)

ではでは、古き良き時代へ、どうぞっ!!
The temptations - Just My Imagination


どうでしたか?

なんかこの時代のうたにほっとするのは私だけでしょうか~


さきほど、彼らの以外はちょっと・・・と申し上げましたが、

実は一人、これは大好き!!というものがあります。


ボーイズⅡメンとかナレオとか色々な人がカバーしていますが、

一番素敵で、切なくて、でも可愛らしく歌っているのは

なんといってもダイアン・リーヴス!!


ベテランの女性ジャズ歌手ですが、

ダイアン・リーヴスが14歳のころの経験とこの歌の歌詞を重ね合わせて歌っています。


この歌を聴くと思い出すわ・・・と語りはじめます。


学校で片思いだった憧れの彼に見とれて、あやまって階段から落ちてしまい、

その憧れの人が助けてくれた、というエピソードなどを交え、

ユーモアたっぷりに歌の間に盛り込んで歌っております。

1:48あたりのエピソードのひとコマ。


下のフロアにいた彼を見つけた私は

彼に気を取られてうっかり足を滑らせて転げ落ちてしまったの。

そしたらジェントルマンな彼は急いで私の方へ駆け寄ってきてくれたわ。

そして、私の膝に手を置いて、こんなふうに声をかけてくれたの。

”Dianne are you alright?”(ダイアン、大丈夫かい?)

”I said "No!" (いいえ、ダメ!)

授業開始のベルが鳴ってクラスへ戻ったけれど、

さっきの優しい彼のことが忘れられず、

授業中にポ~~~っとして夢物語をつむぎます。


私、彼と結婚するの・・・

そうね、ガレージは2つあって、、

真っ白な大きなお家に住むの。

子供はそうね・・

2人か3人、いえ、4、5、6、7、8人!

たくさんの子供に囲まれて幸せに暮らすのよ

私ダイアン・リーヴス、14歳のときのお話よ(笑)

という雰囲気でエピソードを語り歌うと2:48あたりから歌に入ります。

彼女にとっても、このテンプテーションズのこの歌は特別だったようですね



さてさてさて~~~!!


前回ちゃんとコメントのお返事できていませんでした!

悪童さぁ~~~~~~ん

いつもあたたかいメッセージどうもありがとうございまぁ~~~す!!

ミュゼットもお楽しみいただけたみたいでよかったです!

小学校1年生の初めまではまぁまぁ大丈夫でしたが、

さすがにもう、一切ムリです(笑)

あはははは

今日の音楽はまたちょっと違う雰囲気ですが、

お楽しみいただければうれしいです

暑い日が続いておりますがお体に気を付けてお過ごしくださいね~~~


それではさいごにザ・テンプテーションズの最初の大ヒット!!

この最初のベ~ン、ベベベベベ、ベ~ン、ベベベベベ、

というフレーズでやられちゃう人も多いかも

ちなみに画面むかって一番右のメインボーカルは鈴木雅之さん、

一番左のコーラスはモト冬樹さんにちょっと似ていて、

この時期の音楽に影響をうけられたのだろうなぁ~、

なんて勝手に想像しておりました。

鈴木雅之さんはシャネルズなどコーラスの時代もあったし、

モト冬樹さんもビジー4で、グッチ裕三さんの有名なネタ、

そう、この歌をカバーしてましたもんね!

というわけで、一緒に歌って踊りたくなるこの曲!!

初代メンバーの歌で、マイ・ガール!!

The temptations 『MY GIRL』


素敵な週末を


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1 コメント

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回想 (末摘鼻)
2014-07-27 12:06:06
片思いか~・・・・・・・・・・・・。
その人には全然気づかれずに終わりましたが・・・

武士の恋は梅の花の香りのごとく、が美しいと思っていましたから。

『シラノ・ド・ベルジュラック』をラジオ放送で聴いて胸を熱くしたことを思い出す。

The temptations の『MY GIRL』、体を揺らして聴きました、いい気持ち。

ダイアン・リーヴスの想いで、ほほえましい!
歌声も魅力的、いいですねえ。
又調べなくちゃぁ。

本当に世界が広がります。
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