若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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穴のあいたギターでの名演!

2015年01月12日 | ジャンルを越えて ~音楽大好き!!~
みなさぁ~~~~~ん

こんばんはぁ~~~~~~~~


さむいですねぇ~~~

今日は晴れて陽もでていたのに

風が強くて!?

でも今日は月曜日の休日だから、

明日からは一日ラッキー!

火曜日から金曜日までの4日間!!

まずはがんばりましょう


さってさってさって~!!


こっっばやっっしさぁ~~~~~~ん

やっぱり2月23日はご結婚記念日でいらしたのですね!!

そして今年はどうされるのかと思ったら!

ナンデストー

これまたナッシュビルにメンフィス!ニューオリンズ!

キャオー!ゴージャス!いいないいなぁ~~~

音楽好きにはたまりません

その旅にはやはり、男性がバーボン飲みながら聴く

なぁ~んてのが似合うかもしれませんね!


なんといっても、カントリーやブルース、ソウルなどはとくに

醍醐味であるライブハウスのあの『独特の雰囲気』までは

日本まで持ち込めませんからね~。


そこへ行かないと感じられないすごさって、

ジャズはもちろんだけど、その音楽の生まれ故郷の

日常の音楽が見られるわけですから。

まさにライブ!!

それこそがライブの良さの原点ですよね。


来日のライブって、しょうがないんだけど

お客さんには関係ないところでいろんな仕事などしがらみがくっついてきて

いわゆる特別なお祭りイベントな状態ですけど、

ホームグラウンドでリラックスした中での演奏を堪能できるということは

そのままのありのままの姿が見られて、本質に触れられますもんね。

本当に忘れられない思い出になるでしょうね!!


またあの何度も出てきているアルバム『トニー・ベネット・デュエッツ・Ⅱ』でも

カントリーの大御所ウィーリー・ネルソンというベテランの二人で

『On the sunny side of the street~明るい通りで~』

をやるんです。

これがね、またいいんですよ。


ウィーリー・ネルソンが途中で間奏をギターで演奏するのですが、

ぬくもりのある、なんともいい音なんです。・・と思っていたら!

そのギターに、なんと、こぶし大の大きな穴があいているではないですか

でもね、本当にこのギターがいいんですよ。

彼のトレードマークにもなっているんですよね


カントリーって日本で言うところの演歌と通ずるものがあると思うんです。

音楽の立ち位置というか、その歌が生まれた国民の

潜在意識や魂や本質に触れるような歌。

そんなところがこのアルバムの全体を通して晴らしいところ。


この『明るい通りで(邦題)』という歌は

1929年という本当に辛い時代に作られたとは思えない、いい歌詞なんです。

しかも、ヴァースの部分を読むと、

『生涯を共にする人との運命的な出会い』を通して

主人公の人生観が変化したことがわかります。

「つらい時にただ暗い顔をしていても何も始まらない!」

「人生色々あるけど、暗い顔をするのはやめて、明るい気分で明るい通りを歩こうよ!」

と辛い時代を生きる人たちに代弁させるように励ましたのでしょう。

そんな中でも有名な一節、

「明るい通りを歩けば、気分はまるでロックフェラーさ!」

なんていうのは一見歌詞の全体を知らないとノーテンキにも

聞こえなくもありませんが、その時代の人々が思わず

このユーモアのあるフレーズに一瞬笑顔になり、

「あぁ、そうかもな。」と、どれだけ気持ちが救われたかわかりません。


例えがちょっとちがうかもしれないけど、

その時代に生まれていなくても

♪ス~イス~イス~ダララッタ・スラスラスイスイス~イ♪

というだれでもこのフレーズは聴いたことがある

『スーダラ節』という歌が日本にあります。

歌詞の出だしはこんな感じです。


ちょいと一杯のつもりで飲んで

いつの間にやらハシゴ酒

気がつきゃホームのベンチでゴロ寝

これじゃ体にいいわけないよ

わかっちゃいるけどやめられねぇ


あの歌詞を初めて見た時に、

本来非常にまじめな性格で有名だった植木等さんは、

歌うことを躊躇されたのだそうです。


しかし、この歌の有名な一節、

♪わかっちゃいるけどやめられねぇ~

というフレーズを読まれた、

浄土真宗の僧侶でいらっしゃった植木さんのお父様が

「『わかっちゃいるけどやめられない。』は親鸞の教えに通じる。」

「必ずヒットするぞ!』と励ましてくださって歌うことを決意し、

お父様の読み通り、まさかまさかの大ヒットになったのだそうです。


このように歌の背景というものを知ると、

刺激的だったり印象的だったりする言葉を

『ただオモシロおかしい語呂あわせの歌』なんて、

そういう風には思えないですよね。


昔から歌い継がれている歌。

その時代にしらなくても自然と知っている歌。

しかもその歌の本当の意味を知って自分のものに初めてなる歌。

そういったものは本当の意味でちゃんと残っている真のヒット曲だなぁ~、

と思います。


とはいってもこばやしさん!!

ちゃぁ~んと置き去りにしてアメリカに行ってしまう分、

2月は2人でゆっくりお祝されてくださいね!

ま、するな(笑)こばやしさんは!

すえなが~~~~~~~くお幸せにっ



さぁ!!

それではお話に出てきました、スーダラ節を!

ってそっちかい(笑)ちがうだろう!

ここはやはり『明るい通りで』をお届けします!


カントリー界の大御所ウィーリー・ネルソンと

ジャズのみならずアメリカ歌謡界の大御所トニー・ベネット!


この二人の昔からの長い男友達同士が、

語り合うようなリラックスしたいい雰囲気で

余裕のあるデュエットをきかせてくれます!

まさにライブ!


とくにおすすめの聴きどころは【1:15~】。

こぶし大の大きな穴のあいたギターで演奏するウィーリー・ネルソンの

マイペースな感じで、この歌の本質を語るようなぬくもりあるギター!



では!明日からまた頑張りましょう!!


おやすみなさぁ~~~~~~~い
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2 コメント

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Unknown (PC-Mike)
2015-01-12 20:06:18
ニューオリンズとか行ってみたいなあ。
ジャズにはバーボンが似合いますよね(^_-)
返信する
Unknown (末摘鼻)
2015-01-12 20:32:50
何て表現していいか.........
歌っているときの二人の表情を見ていると心があったかくなります。
世間知らずの末摘鼻にとって、なんと素晴らしいデュエットかと感心してしまいます。
私の知らないこのような素晴らしい演奏が、まだまだたくさんあると思うと、音楽の奥深さを今更実感した次第です。
おっしょさんに感謝です。
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