若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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ハーバード大学の無響室で聴いた、2つの音。

2014年06月25日 | ジャンルを越えて ~音楽大好き!!~
みなさぁ~~~~~~~~ん

こんばんはぁ~~~~~~~~~

いやぁ~~~。朝の5時から起きて、一気に血圧高くなりました

ワールドカップ、残念でしたね~~~!

選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。

でも、ドキドキワクワクさせてくれて、

数日間楽しかったな。

本当にどうもありがとう!ザックジャパン!!といいたいです。


さてさてさて。


昨夜の自然の音がすべて音楽、というお話ですが、

その中でアメリカの作曲家ジョン・ケージの『4分33秒』という、

以前から私のブログでも何度か登場している現代音楽がまた出てまいりました。


もう一度よく調べました。

この曲はジョンケージの現代音楽の代表的な作品のひとつでもありますが、

『4分33秒』のような偶然性の高い作品のほかにも、

モーツァルトやそれ以前の古くからのヨーロッパなどにも使われていた

『音楽のさいころ遊び』という手法で作曲されたものや、

また、演奏者に五線譜に音符という楽譜ではなく、

演奏というよりも『演技行為』がタイピングされたものを演奏(演技)させるような、

『タイピング・ミュージック』など、それまでの伝統的な西洋音楽にはない、

常識破りの音楽を発表してきました。

そんなところが『実験音楽家』などと呼ばれる所以でもあります。


ジョン・ケージは、このような斬新な新しい音楽の形を発表してきた人で、

『ケージ・ショック』という言葉も広まるほど、当時の音楽界にも大変な影響を与えました。


小鳥のさえずりや会場のざわついた音など、

五線譜で表せない、ドレミファで演奏できないような音、

『雑音』、『騒音』と呼ばれるような伝統的な西洋音楽が排除してきたものへの反発があり、

『4分33秒』という曲もできあがったのですね。


この『4分33秒』は三楽章で成り立っていて、

第一楽章が33秒、第二楽章が2分40秒、第三楽章が1分20秒で、

合計が4分33秒、ということでこのタイトルが有名になりました。


この曲がつくられたきっかけにはこんなことがあるそうです。


彼は『無音』を聴きたいと思い、ハーバード大学の無響室に入りましたが、

何も音のない状態を聴きに行ったにも関わらず、

無響室で、高い音、低い音、この二つの音を聴いたのだそうです。


ジョン・ケージがそのことをエンジニアにその話をすると、

その高低二つの音の説明をしてくれたのだそうです。


高い音の方が『神経系が働いている音』。

低い音の方が『血液が流れている音』。


であると教えてくれたのだそうです。


無音を聴こうと思って無響室に入ったのに、

無音じゃなかった、わけですね。


この『無音の不可能性』の体験が

この曲をつくるきっかけになったといわれています。


へぇ。私たちって、黙っていても音を発しているわけですね!


生きているってスバラシイ


そんなことに改めて気がつかされた作品でした。


色々な音楽、まだまだ知らない音楽はたーーーーーーくさんありますね!!


さぁ!!!


今夜は睡眠不足解消で、早く寝ましょうか


明日は木曜日で週末が見えてきたし、

お体に気を付けて、明日も素敵な一日をお過ごしくださいませ!!


今夜はこのへんで!


おやすみなさぁ~~~~~~~~~~い




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