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今日から、未来に向けたブログをはじめます^^  

失敗から得られるものと、イマジネーションの大切さ  2008 ⑦

2014-06-30 17:08:32 | 日記

 

 

2008年の、ハーバード大学における、

ハリーポッターの作者、J.K. Rolling   

同窓・卒業式典での講演から   

(5月半ばより、 10回翻訳シリーズ    ⑦/10 回目)

 

 

 

 

 

 

⑦Amnesty mobilises thousands of people who have never been tortured or imprisoned for their beliefs to act on behalf of those who have. The power of human empathy, leading to collective action, saves lives, and frees prisoners. Ordinary people, whose personal well-being and security are assured, join together in huge numbers to save people they do not know, and will never meet. My small participation in that process was one of the most humbling and inspiring experiences of my life.

 

 

 

アムネステイーでは、自分は拷問も刑務所生活も経験したことがないけれども、

そういう目にあった人のために行動しようという 信念をもっている、

何千人もの人々を動かしていました。 人間の共感のパワーを、集団的な行動へと導き、多くの命を救い、囚人を解放しました。 

普通の人々---- 個人的な幸せや安全保障が担保されている、本当に普通の人たち---- が、圧倒的な人数で一致協力し、

見知らぬ人々、これから出会うこともない人々を救っていたのです。  

20代でこのプロセスに少し関わりを持ったことは、

私の人生の中で、最も品性は低く、そして 最も感性を刺激される実体験でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

Unlike any other creature on this planet, humans can learn and understand, without having experienced. They can think themselves into other people’s places.

 

この地球上の他の動植物と違って、 人間は、経験しなかったことを知り、理解することができます。 人間だけが、他の人々の立場に立って 考えることができるのです。

 

 

 

 

 

 

 

Of course, this is a power, like my brand of fictional magic, that is morally neutral. One might use such an ability to manipulate, or control, just as much as to understand or sympathize.

 

 

もちろん、これは備わっているパワーであり、私のハリーポッターのブランドである、架空の魔法と同様、道義的にも中立です。 

人は、こうした 「能力」 を、操作し、コントロールをするためと同じように、理解したり、感情移入のために用いることもできるのです。

 

 

 

 

 

 

 

And many prefer not to exercise their imaginations at all. They choose to remain comfortably within the bounds of their own experience, never troubling to wonder how it would feel to have been born other than they are. They can refuse to hear screams or to peer inside cages; they can close their minds and hearts to any suffering that does not touch them personally; they can refuse to know.

 

 

そして、多くの人は、自分のイマジネーションを全然使わない方を選びます。

自分の経験の範囲で心地よく暮らし続ける方を選びたがり、

自分がもし違う人に生まれていたらどう感じるだろうとわざわざ考えることもしません。 

叫び声に耳を傾けたり、刑務所の中を覗くなんてしなければいいし、

個人的に関係ない、辛いことには、心や気持ちを閉め切ってしまうことができます。

知ろうとすることを拒否できるのです。

 

 

 

 

 

   J.K. Rowling; Harvard University, Commencement Address  2008 より抜粋

 

++++++++++++++++++++++

 

つづく

 

 

 

 

 

 

さて、4年ほど前から、   言葉を持たない 植物を 育てている私は、

 

 

 

この脆弱な、弱さゆえに 

ヒトの 一生懸命さを喚起する というのか、

 

 

 

逆説的だけれど、弱い植物の すごい潜在パワーを日々思い知り、

謙虚に適応しようとする自分を 発見するのですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わくわく脳活ーーわくわく文庫の先生は、

生徒のもともと持っている潜在力を

自然に引き出す、という意味において、

特別にトレーニングされていると思う。

 

 

 

 

 

 

教育って絶対の正解はない

だから、自然に 「意欲」 をおこさせるしくみを

工夫している 言葉の塾は、

教材、教室、先生を準備し、

一つの環境づくりのモデルを紹介してくれているのだと思う^^

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休みーー  「体験を言葉にする」 時間、

試してみませんかーー?

 

 

 

 

言葉の塾 の お問い合わせは、わくわく文庫名古屋中央教室 まで: 

 

TEL 052-851-9397  FAX 052-851-9377  

 

 児/子どもを賢く育てる子育て術

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


失敗から得られるものとイマジネーションの大切さ 2008  (6)   

2014-06-23 16:53:10 | 日記

 

2008年の、ハーバード大学における、

ハリーポッターの作者、J.K. Rolling   

同窓・卒業式典での講演から   

10回翻訳シリーズ    6/10 回目

 

 

 

 

 

 

 

⑥ Many of my co-workers were ex-political prisoners, people who had been displaced from their homes, or fled into exile, because they had the temerity to speak against their governments. Visitors to our offices included those who had come to give information, or to try and find out what had happened to those they had left behind.

 

 

 

 

私の勤務するアムネステイー・インターナショナルの本部の、

アフリカ研究の部署では、同僚の多くは、

政治的に禁錮刑を受けていて、祖国を追われているか、あるいは、流刑に処された人たちでした。

その罪は、無謀にも、祖国の政府に異を唱えたからです。

アムネステイーの事務所を訪れる人は、情報を与えるためであったり、あるいは、

祖国に置いてきた人たちに何が起きているかを知ろうとしたりする人もいました。

 

 

 

 

 

 

I shall never forget the African torture victim, a young man no older than I was at the time, who had become mentally ill after all he had endured in his homeland. He trembled uncontrollably as he spoke into a video camera about the brutality inflicted upon him. He was a foot taller than I was, and seemed as fragile as a child. I was given the job of escorting him back to the Underground Station afterwards, and this man whose life had been shattered by cruelty took my hand with exquisite courtesy, and wished me future happiness.

 

 

 

 

 

 

私は、アフリカで拷問にあった犠牲者の男性を忘れることはできないでしょう。

彼は、当時の私より年上でもなiくらいの年齢でしたが、

祖国で受けた刑のために、精神的な病にかかっていました。

ビデオカメラに向かって、祖国で自分の受けた残虐な仕打ちのことを話す時、

震えが止まりませんでした。 

私よりも1フィート(約30センチ)ほど背が高かったでしょうか、

子供のように壊れそうな人に見えました。

私はその後、地下鉄まで彼を送っていくことになり、

この、残酷な刑罰で人生の扉を閉じられてしまった彼は、

別れ際、この上なく温かな礼儀を持って私の手をとり、 

未来の幸福をお祈りします と言ってくれたのです。

 

 

 

 

 

 

And as long as I live I shall remember walking along an empty corridor and suddenly hearing, from behind a closed door, a scream of pain and horror such as I have never heard since. The door opened, and the researcher poked out her head and told me to run and make a hot drink for the young man sitting with her. She had just had to give him the news that in retaliation for his own outspokenness against his country’s regime, his mother had been seized and executed.

 

 

 

 

また、私が生きている限り、二度と忘れられない出来事もあります。 

それは、誰もいない廊下を歩いている時に、

ドアの向こうから突然聞こえた悲痛の叫び声。 

これまでに聞いたこともないほどの怯えと悲しみに満ちた声でした。

ドアが開き、女性の係員が廊下を覗いてみるなり、

私に言ったことには、「早く 温かい飲み物を持ってきて」 ということでした。

傍らに座っていたのは青年でした。 

母国の政権に対し、反動的発言をしたことで、

青年の母親は捕まり、殺された、というニュースが、

たった今彼に告げられたところでした。

 

 

 

 

 

Every day of my working week in my early 20s I was reminded how incredibly fortunate I was, to live in a country with a democratically elected government, where legal representation and a public trial were the rights of everyone.

Every day, I saw more evidence about the evils humankind will inflict on their fellow humans, to gain or maintain power. I began to have nightmares, literal nightmares, about some of the things I saw, heard, and read.

And yet I also learned more about human goodness at Amnesty International than I had ever known before.

 

 

 

 

20代はじめの就業の毎日で 私は、

自分がなんて恵まれているのだろうと思い知らされていました。 

民主的に選ばれた政府があり、法的に代表となる人たちがいて、

公の司法裁判が、全ての人の権利である国。

毎日毎日、私は、人間が、同朋に対して行う、悪意ある 行動 についての

証拠を目の当たりにし、それは、為政者が力を得たり、

力を維持するための便法なのでした。

私は、自分の見たり、聞いたり、読んだりしたことについて、

悪い夢、文字通りの悪夢を見るようになりました。  

けれどもまた同様に、アムネステイー・インターナショナルにおいて私は、

これまで決して知ることのなかった、人間の行う素晴らしい善意行動 についても、

より多く知ることができました。

 

 

 

 

 

++++++++++++++++++++

 

つづく

 

 

 

 

 

言葉を操作することーーー  

これらは、人間だけに与えられた特権です。

 

 

 

 

 

 

 

◆ 人を悲しませる言葉、喜ばせる言葉、

発する/発しないを 選ぶのは、あなた自身です。

 

 

 

 

 

 

1.言葉を聞く

2.言葉を話す

3.言葉を読む

4.言葉を書く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コミュニケーション力は、マラソンの走る距離と同じ。

書いたら、

使ったら、

それだけ自分の言葉、

一生の宝物ツール になるのです。

 

 

 

 

 

 

気付いた時から、少しづつ、

一緒にトレーニングしていきませんか。

 

 

 

 

 

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失敗から得られるものとイマジネーションの大切さ 2008  (5)   

2014-06-16 14:43:39 | 日記

 

 

2008年の、ハーバード大学における、

ハリーポッターの作者、J.K. Rolling   

同窓・卒業式典での講演から   

10回翻訳シリーズ    5/10 回目

 

 

 

 

 

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⑤So given a Time Turner, I would tell my 21-year-old self that personal happiness lies in knowing that life is not a check-list of acquisition or achievement. Your qualifications, your CV, are not your life, though you will meet many people of my age and older who confuse the two. Life is difficult, and complicated, and beyond anyone’s total control, and the humility to know that will enable you to survive its vicissitudes.

 

 

さて、時間時計を与えられて、私は21歳の時の自分にいうとしましょう。

まず、人生は、獲得したものとか、成し遂げたことのチェックリストではないと知ることから、 個人的な幸福は 得られるものです。

あなたの資格や、履歴書は、あなたの人生ではありません。もちろん、皆さんは、これから、私くらいの年齢や、もっと目上の方で、人生と、資格や履歴書とを混同している多くの人たちに出合うことでしょう。

人生は困難で、複雑で、誰も完全にコントロールできるものではありません。

それを知る 「謙虚さ」 が、人生の浮沈 を 乗り越える 力 を与えてくれるでしょう。

 

 

 

 

 

Now you might think that I chose my second theme, the importance of imagination, because of the part it played in rebuilding my life, but that is not wholly so. Though I personally will defend the value of bedtime stories to my last gasp, I have learned to value imagination in a much broader sense. Imagination is not only the uniquely human capacity to envision that which is not, and therefore the fount of all invention and innovation. In its arguably most transformative and revelatory capacity, it is the power that enables us to empathise with humans whose experiences we have never shared.

 

 

 

さてここで、皆さんは、なぜ私が二番目のテーマに、イマジネーションの大切さを選んだのかと思われるかもしれませんね。

部分的には、イマジネーションが、私の人生の再生を果たしてくれたからです。もちろんそれがすべてではありません。

息をのむくらい面白い、就寝前のストーリーの価値は、個人的には擁護しますが、

私は、もっと広い意味で、イマジネーションを高く評価するようになりました。

イマジネーションというのは、存在しないものを目に見える形にするという、

非常にユニークな人間の能力であるだけでなく、

イマジネーションこそ、発明や、イノベーション(革新) の源泉なのです。

反論はあるかもしれませんが、イマジネーションは、もっとも 変形的、啓示的 能力であり、

私たちが、自分では経験したことのないことを 経験した人々に

共感し、その人の身になってみるパワーを持っているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

One of the greatest formative experiences of my life preceded Harry Potter, though it informed much of what I subsequently wrote in those books. This revelation came in the form of one of my earliest day jobs. Though I was sloping off to write stories during my lunch hours, I paid the rent in my early 20s by working at the African research department at Amnesty International’s headquarters in London.

 

 

 

私の人生経験を、形を変えて、最も顕したものがハリーポッターの物語です。

書物に書き、本の中で多くを伝えるという形にはなりましたが。 

 

このテーマのベースは、私の若いころの 仕事から得られた経験 です。

大学では ランチアワーに物語を書いていた私ですが、20代はじめのころは、

家賃を払うために、ロンドンにある アムネステイー・インターナショナルの本部の、

アフリカ研究の部署で働いていました。

 

 

 

 

 

 

 

There in my little office I read hastily scribbled letters smuggled out of totalitarian regimes by men and women who were risking imprisonment to inform the outside world of what was happening to them. I saw photographs of those who had disappeared without trace, sent to Amnesty by their desperate families and friends. I read the testimony of torture victims and saw pictures of their injuries. I opened handwritten, eye-witness accounts of summary trials and executions, of kidnappings and rapes.

 

私は、自分の働く小さなオフィスで、 自国で、刑務所に入れられるかもしれない男性、女性が、

暴力的な政権からこっそりもちだした、走り書きした記述 を読みました。

他国に、自分の国で起きていることを知らせようとする手紙でした。

消息を絶ってしまった人々の写真の数々も、絶望の淵にいる家族や友人から、

アムネステイーに送られてきていました。

拷問の犠牲者の証言や、傷跡の写真 を 見ました。

誘拐や、レイプの裁判や、刑執行の詳細を目撃したと

綴られている手書きのメモもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

++++++++++++++++++

 

 

 

さて、  今回は、

ハリーポッターのストーリーが、

作者の 20代の仕事の経験 が ベースになったと

わかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作者が持つ 言葉の力は、

体験に裏付けられているーー^^

 

 

 

 

 

 

 

 

けれど、言葉を使えなければ

 

共感してもらう ことも、

新しい何かを 創造することも

ひとに伝えることもできない 。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ そして、書くことができなければ、

思うことを 説明することは 難しいのです。

しかし、 説明しなければ、   新しい何かは 生まれません。  

 

 

 

 

少しづつ、一緒にトレーニングしていきませんか。

 

 

 

 

 

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失敗から得られるものとイマジネーションの大切さ 2008  Vol. 4

2014-06-09 14:05:01 | 日記

 

2008年の、ハーバード大学における、

ハリーポッターの作者、J.K. Rolling   

同窓・卒業式典での講演から

10回翻訳シリーズ④回目

 

 

 

 

④So why do I talk about the benefits of failure? Simply because failure meant a stripping away of the inessential. I stopped pretending to myself that I was anything other than what I was, and began to direct all my energy into finishing the only work that mattered to me. Had I really succeeded at anything else, I might never have found the determination to succeed in the one arena I believed I truly belonged.  

 

 

 

 

では、どうして私は、失敗から得られるものについて話をするのか? シンプルにそれは、

「失敗」が、本質的でないものを排除してくれたからです。 

私は、自分自身に対し、今ある状況以外の何者でもない、と、自分をとりつくろうことをやめましたし、

本当に自分にとって大切だと思うことをやり遂げるために、

自分の持っている、全てのエネルギーを注ぎ始めました。

万一、その時「失敗」をしていなかったとしたら、私は、自分が本当にこれだ!と信じるところに、

ゴールを見つけることはなかったかもしれません。 

 

 

 

 

 

 

I was set free, because my greatest fear had been realized, and I was still alive, and I still had a daughter whom I adored, and I had an old typewriter and a big idea. And so rock bottom became the solid foundation on which I rebuilt my life.

 

 

 

私は自由になったのです。 

なぜなら、最も恐れていた「失敗」という恐怖が現実になってもなお、

私は生きていて、愛する娘はそばにおり、

古いタイプライター、大きなアイデアは自分が持っているとわかったからです

岩のようなこの意識の土台が、自分の人生をもう一度立て直す上で、強固な基盤 となってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

You might never fail on the scale I did, but some failure in life is inevitable. It is impossible to live without failing at something, unless you live so cautiously that you might as well not have lived at all – in which case, you fail by default.

 

 

 

 

皆さんは、私ほどのスケールの失敗はしないかもしれない。けれども、

生きているうちで、失敗はつきものです。何かに失敗せずに生きることは不可能です。

全く生きているという状態でなくなる、というくらい用心すれば別ですが。

そのような場合はしかし、失敗したことがない、ということ自体が「失敗」なのです。

 

 

 

 

 

 

 

Failure gave me an inner security that I had never attained by passing examinations. Failure taught me things about myself that I could have learned no other way. I discovered that I had a strong will, and more discipline than I had suspected; I also found out that I had friends whose value was truly above the price of rubies.

 

 

 

 

失敗は、私の中で安心を与えてくれました。

試験をパスすることでは決して得られなかった安心感です。 

また、失敗しなければわからなかった、自分自身についても多くを知ることができました

私は 強い意志を持っていて、自分が思うよりも自己コントロールができました。

また、私には友人たちがいて、彼らは実に、

ルビーの宝石を 上回る価値 でした。

 

 

 

The knowledge that you have emerged wiser and stronger from setbacks means that you are, ever after, secure in your ability to survive. You will never truly know yourself, or the strength of your relationships, until both have been tested by adversity.  

 

皆さんが、つまづきから学んで、より賢く、より強くなるということは、

皆さんが、これまで、生き残ってくる能力があったということです。  

皆さんは、「逆境」 にさらされるまでは、

自分自身のことや、周りの人との関係の強さを本当の意味で知ることはないでしょう。 

 

 

 

 

Such knowledge is a true gift, for all that it is painfully won, and it has been worth more than any qualification I ever earned.

 

 

そのようにして わかること は、本当に神からのギフトなのです。

 

痛みをもってこそ得られたもの、これは、私がこれまで得てきた 

どんな資格や評価よりも価値の高い宝物 でした。

 

 

 

 

 

 

  

 ..............  つづく

 

++++++++++++++

 

 

 

 

 

さて、

昨日、このブログで応援している、

わくわく脳活主宰の、 作文教室の先生と、

娘さんの所属している高校の

チアリーデイング部の発表会?を見に、 

南山大学にいった。

 

 

 

 

 

 

モノすごい熱気と、組み立て&新体操みたいな 宙返りの連続演技に、

 

私の大学時代のチア部とは 全く隔世の感@@

 

 

 

 

 

そして、別世界の時空間で、

言葉力を超えた 感動を覚えた。

 

 

 

 

 

 

彼女は 私の長男の同級生の母として、

7-8年前に知り合った友人。

 

 

 

実際に、彼女はひとりで、

自分の子供たち (双子) を 健康に、

たくましく育てている母でもある。

 

 

 

私と、 多少、関心の対象が 違うけれど、

共に、自分たちと、関わりのある人との 

成長をまっすぐに喜びあえる  はたらく母です^^

 

 

 

 

 

 

 

 

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失敗から得られるものとイマジネーションの大切さ 2008  (3)

2014-06-02 13:05:50 | 日記

2008年の、ハーバード大学における、

ハリーポッターの作者、J.K. Rolling   

同窓・卒業式典での講演から   10回翻訳シリーズ    3回目

 

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③ I am not dull enough to suppose that because you are young, gifted and well-educated, you have never known hardship or heartbreak. Talent and intelligence never yet inoculated anyone against the caprice of the Fates, and I do not for a moment suppose that everyone here has enjoyed an existence of unruffled privilege and contentment.

 

私は、あなた方が若く、恵まれていて、教育水準も高いからと言って、苦労をしたことがないとか、心の傷を負ったことがないとかと思うわけではありません。才能と知性はしかし、運命とか定めに反して人に植え付けられるものではなく、私は、ここにいる全ての人が、静かな特権や満足感をただ享受してきただけだとは少しも思いません。

 

 

 

 

However, the fact that you are graduating from Harvard suggests that you are not very well-acquainted with failure. You might be driven by a fear of failure quite as much as a desire for success. Indeed, your conception of failure might not be too far from the average person’s idea of success, so high have you already flown.

 

 

けれども、ハーバード大学を卒業しているという事実は、「失敗」とあまり縁があるわけではないとみなされます。 あなた方には、「失敗する」 という恐れはあるかもしれないと同時に、同じくらい、「成功への希望」 もあると思います。 実に、ハーバード大卒業生の 失敗という観念 は、普通の人が 成功だと思うこと から、あまりかけ離れてはいないのではないでしょうか、つまり、もうすでに、非常に高いところを飛翔しているのですから。

 

 

 

 

Ultimately, we all have to decide for ourselves what constitutes failure, but the world is quite eager to give you a set of criteria if you let it. So I think it fair to say that by any conventional measure, a mere seven years after my graduation day, I had failed on an epic scale. An exceptionally short-lived marriage had imploded, and I was jobless, a lone parent, and as poor as it is possible to be in modern Britain, without being homeless. The fears that my parents had had for me, and that I had had for myself, had both come to pass, and by every usual standard, I was the biggest failure I knew.

 

究極的には、私たちは、自分で、何が失敗か、ということを決めなければならないのですが、世界は、あなた方に、在る一定の 価値範囲 を与えたくて仕方がないのです。 そして私は、どんな測り方をしたとしても、大学を卒業してから7年の間は、自分は並はずれた失敗者であった ということが言えると思います。 例外ともいえるほど短い結婚生活、仕事はなく、母子家庭で、現代の英国においては、ホームレスになる一歩手前の、可能な限りの貧窮生活でした。私の両親が私に心配した恐れ、そして私が自分自身に抱いていた恐れ、そのどちらもが現実になり、通常の基準でいうところで、私の知る限りの最大の失敗例は、ほかならぬ自分自身でした。

 

 

 

 

 

Now, I am not going to stand here and tell you that failure is fun. That period of my life was a dark one, and I had no idea that there was going to be what the press has since represented as a kind of fairy tale resolution. I had no idea then how far the tunnel extended, and for a long time, any light at the end of it was a hope rather than a reality.

 

今日は、失敗は楽しいというために、私はここに立っているのではありません。その時期の私の人生は真っ暗でした。報道機関が、自分に、おとぎ話のような結末を提示してくれることなど、見当もつきませんでした。 その時の私には、トンネルはどこまで続くのか全くわからず、ただ、長い間、その先にある 光は、「現実」 というよりも、むしろ、「希望」 でした。

 

 

 

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さて、  人は、

 

自分のしていること、思うことを  

説明できなければ

言葉力のある 他の人とうまくつきあったり、

仕事をすることは 非常に 難しい。

 

 

 

 

 

 

そして、読書好きで、必ずしも

・文章を書くことや、

・発表することが 

うまくなる、というわけではない。

 

 

 

 

 

 

けれど、読書をすることが、

それらを満たす 必要十分条件の土台 である

ということは 疑う余地がない。

 

 

 

 

 

人の一生で、言葉力 ほど、

人間関係を左右する ものは

ないのではないでしょうか

 

 

 

 

 

少しづつ、一緒にトレーニングしていきませんか。

 

 

 

 

 

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