19時30分。35回目のディズニー・オン・アイスの東京公演が始まった。
今回のショーは、写真や動画を撮って良いということだったため、ショーが始まると自分を含めた多くのお客さんがスマホをリンクに向けて撮影を行っていた。自分の目で観て心に刻むのはもちろんだが、動画や写真に残すことで今日のショーは一生自分の記憶に残るものだ。
35回目のアイスのストーリーは、ミッキーと仲間たちがフック船長たちに拐われたティンカーベルを探しに行くべく、7つのディズニー作品の世界を冒険するというものだ。
第一部は『美女と野獣』、『トイ・ストーリー』、『モアナと伝説の海』、『リメンバー・ミー』の世界がアイスリンクで上演された。
『美女と野獣』ではベルが華麗な滑りとジャンプを見せれば、『トイ・ストーリー』ではウッディやバズたちがリンク上でアクロバットを披露。『モアナ~』ではモアナがリンク上を舟に乗って冒険し、『リメンバー・ミー』ではミゲルが死者の国で骸骨たちと一緒に、陽気なダンスを氷上で魅せてくれた。
リンク上で行われる華麗な滑りとド派手なアクロバットに目を奪われ、さらにはその姿を動画に収めようと撮影に必死だったため、気がついたら第一部が終了していた。自身17年ぶりのディズニー・オン・アイスは、時の流れを忘れさせるほど素晴らしいものだと改めて思った。
第二部は『アラジン』、『リトル・マーメイド』、『アナと雪の女王』が上演された。
『アラジン』ではジーニーが会場を盛り上げ、アラジンとジャスミンの美しいダンスが繰り広げられた。『リトル・マーメイド』ではリンク上が海の世界に代わり、アリエルとエリック王子がリンク上と空中にも舞い上がって踊りを魅せた。『アナ雪』では、クリストフらの山男たちが積み上げられた氷を軽快にジャンプし、エルサとアナが二人揃って息の合った滑りを披露した。
感動的なペアダンスが繰り広げられた第二部だが、ミッキーたちの探検もしっかりと続いていた。7つの世界を回ったミッキーたちは、ついにティンカーベルを見つけ出すことができ、ついにショーはフィナーレを迎えた。
4日間行われる公演の初日ということで、公演終了後にはカーテンコールが行われ、出演者が全員アイスリンク上に登場し、挨拶並びにフォトセッションが行われた。
メモリーカードの容量がいっぱいになっていたため、もう見ないであろう写真や動画を急いで大量に消して撮影をした。1人で観に行くと、誰かが写真を撮ってシェアしてくれるわけではないので、観に行く前はメモリーカードのいらない写真を削除しておこう。
人生で初めて1人でディズニー・オン・アイスを観に行ったが、1人でも充分に楽しめた。その理由は後日書くとしよう。
9月末まで全国で公演が行われるディズニー・オン・アイス。チケットは絶賛発売中なので、是非観に行ってほしい。