この1カ月は、あっという間だった。
新型コロナに感染して早くも1カ月。今月初旬に自宅療養を終えて外出可能になったが、一度落ちた体力はなかなか戻らなかった。半日外出して帰ってくると、ソファに座ってしばらく動けなくなり、脂っこい料理や肉料理を食べるとお腹を下すため、野菜や消化が良い料理しか食べられないなど、コロナの後遺症は想像以上にキツい。
さらに、体力が落ちているため、楽しいことを少しするだけで日常生活で使う以上の体力を消費すると分かった。自宅療養終了から2~3日経ったある日、就寝前にスマホの写真をGoogleドライブに移していた。そのとき、6月末に東京ディズニーランドに行った際に撮ったイースターのパレード動画を発見した。
動画には、聞いていると楽しくなる音楽に合わせて「うさたまチェイサーズ」の衣装を着たキャラクターたちの踊る姿が映っており、撮影時間は約1分30秒というとても短いものだった。
観て聞いて楽しくなる内容のため、観ていると楽しくなってテンションが高まり、とても幸せな気分になった。10日間外出ができなくなり、気持ちが落ち込んでいたため、観ていて楽しくなるイースターのパレードは、自分の活力剤となった。
しかし、動画を見終えると急激に疲れが襲ってきた。体のキレが悪くなり倦怠感に包まれている感じだった。その時、「自宅療養は終えたけど、体力は元に戻ってないのか。むしろ、無くなったままだったのか」と気づかされた。
この疲れは、家事や外出して買い物に行く以上のものであったから大変だった。後でなぜ倦怠感が出たのかを調べると、コロナの後遺症であることが分かった。楽しくて元気が出ることは、病気明けの体にとって、体力を激しく消耗することだった。
楽しいことが疲れることだと分かり、当面はパークに行った時の写真や動画を観ないようにしようと思った。しかし、それから数日後、パークの写真がどうしても見たい!、という衝動にかられて見たが、その時は興奮して心拍数は上がったものの、見終えた後の疲れは以前ほどのものではなかった。つまり、感染後の後遺症が軽減されたということだ。医学的な根拠はないが、体が快方に向かっているということを実感したから、後遺症が軽減されているとも言えるだろう。
パークでの思い出は、自身の体調を知る方法であると同時に、コロナ明けの体にはキツかったが、楽しくて元気の出るものだということも分かった。体力がコロナ以前に戻ったら、再びパークに行って楽しみと元気を貰ってきたい。
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