「Dヲタは、見た目と雰囲気ですぐに分かる説」。そう思うのは、自分だけか。
先週、自身が通っているリワークセンター(精神的な不調で休職した人が、集団活動を通して復職や転職への力をつけていくデイケアサービス) で行われているグループワークに参加した。
この日は、他社理解を深めるワークが行われた。内容は次の通りだ。
①5つの項目が書かれた自身の紹介カードを書いた後、グループごとに回収してランダムにシャッフル。
②一人一枚ずつ配布し、メンバーは一人ずつ読み上げる。その際聞いている他のメンバーは、読み上げられているカードは誰が書いたのかを推測し、その理由を考える。
③メンバー全員が読み終わったら、最後に発表順に答え合わせを行う。
自分を含めて6人の利用者の方々と取り組んだこのワーク。他者の特徴を読み上げられた文章からその人を推測するのは、刑事ドラマの犯人推理をしている感じで楽しかった。
例えば、カード内に家族のことを書いている利用者の方がいた。その方は最初のメンバー内の自己紹介で、唯一の家族の話をされていた。そしてカードにも家族のことが書かれていたので、「あのカードの人物は家族のことを話されていたあの人だな」と推測したら、見事に当たった。
このように紹介カードの文言は、その人の特徴をよく表していたのだ。しかし、普段の言動からその人の特徴が分かったケースもあった。それが自分の時だった。
自分が書いたカードは、5人中3人の方々から当てられた。当てた方々は、普段からよく話していることもあり、すぐに当てられてしまった。自分のカードには、「暇なときにしていること」に「ディズニーと心理学の勉強」、「お気に入りの場所」に「東京ディズニーリゾート全体」と、あまりにも分かりやすく特徴を書いていたからだ。また、普段からDヲタを公言しており、この日以外のグループワークや休み時間の会話でもディズニーのことを話していたため、「自分=ディズニー」というイメージが完璧に出来上がっていた。
不思議なことに、ディズニー好きの人はすぐに分かることがよくある。すぐに分かるDヲタは、大抵ディズニーのキャラクターグッズをカバンに付けて、デスクに置き、キャラクターが入っている衣類を着ていることがよくある。
さらに、ディズニーのために生活している人は、まるでディズニー作品やディズニーのテーマパークに出てきそうな雰囲気を醸し出していることがある。俳優の風間俊介さんやミュージシャンの浅倉大介さんが、その代表例だ。
風間さんはパークのキャスト、浅倉さんにいたってはディズニー作品に登場しそうな格好をしている(個人の見解です)。それぐらいDヲタは、分かりやすい人たちなのだ。
紹介カードにディズニーの文言を入れなければ当てられなかったかもしれない。しかし、それでも書きたくなるのが、ヲタクの性。ディズニー好きは、好きなものを隠せず思いっきり表現する傾向があるのだ。これもディズニーの魔法なのかもしれない。
この日のグループワークは、人との交流で得られる他者理解に加えて、自分が分かりやす過ぎるDヲタだという自己理解を学ぶことが出来た。
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