「ディズニーの楽しさとは何ですか?」。その時、思いよらぬ質問に驚き、思わず「良い質問ですね!」と池上彰さん風に答えると、その場は笑いが起きた。
先週、自分が週2~3回通っているメンタルクリニックに併設されている復職サポートセンターでグループワークが行われた。
この日のワークは、資料に書かれた100の価値観から3つ選び、その理由と、3つの価値観を踏まえた9月の目標(9月をどのように過ごしていきたいか)を利用者の前で発表する、というものだった。
そこで自分は「タフネス」、「知識」、「楽しさ」の3つを選び、9月の目標は「体と心の栄養を補給する」と発表した。「タフネス」、「知識」、「楽しさ」を選んだ理由は、7月下旬に新型コロナ感染によって落ちた体力を回復させ、9月に一人ディズニーを行うためだ。
コロナ感染によって体力と体重が落ちて、倦怠感も感じていた。そのため、8月中にやりたかったことや遠出が出来ずストレスを感じていた。そこで9月は、落ちた体力を回復させるために健康的な食事と運動に関する知識を取り入れて実践し、8月に行けなかった一人ディズニーを9月に2回(ランドとシーをそれぞれ1回ずつ)楽しみたい、と発表した。
その後、利用者からの質問タイムで、初老のダンディーな利用者から文の冒頭に書いた質問がされた。その時「たしかに、なんでディズニーに関するコトやモノは楽しいんだろう?」と改めて思った。
ディズニーの映画やパークがなぜ楽しいかについては、テンプレート化された答えがアメリカのディズニー本社にはあるのかもしれない。しかし、ディズニー関連のものが楽しく感じる理由は人によって答えが異なると思うから、万人が納得できる共通の答えは、見つけにくいと思う。
裏を返すと、それだけディズニーの楽しさは一言で言い表せるような単純なものではないのかもしれない。だから、長きに渡り世界中の多くの人々に愛されているのだと思う。
だが、ディズニーが楽しい理由を心理学の観点から分析すると、もしかしたら万人が納得できる答えが見つかるかもしれない。なぜなら、心理学は長きに渡って教えられてきた学問だからだ。
現在通っている復職サポートセンターでは、グループワーク等利用者間で行うワークに加えて、認知行動療法や心理学といった人間の心理に関する講座も行われている。その講座で得た知識とディズニーの映画やパーク等の楽しさを分析していきたい。
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