真相世界(The truth world)

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200905 不人気「天地人」でサブリミナル視聴者洗脳作戦

2009年05月23日 13時37分44秒 | 本文


週刊朝日がNHK大河ドラマ「天地人」を「変だ」と批判している。
まともな知能の持ち主なら「天地人」が変なことくらい判りきっている。今更こんなこと言うとは、週刊朝日は何を考えているのだろうか?
週刊朝日が「雀荘で賭け麻雀をやったら違法だ」と言っているような屁理屈をこねているのである。

そうでなくても視聴率が下落してNHKが頭を抱えている「天地人」に追い打ちをかけるようなむごい記事である。

今回は朝日さんがあまりに意地悪なので、「天地人」を養護(誤字ではありません)するつもりで記事を書いてみる。朝日さんは同系列の「暴れん坊将軍」をどう評価しているのだろうか?

NHK大河「天地人」はこんなにヘンだ! 弱々しすぎる兼続、史実と明らかに違う設定、現実味のない演出・・・

≪NHKの大河ドラマ「天地人」に、もう我慢ならない。1月の放送開始から、戦国武将らしからぬ泣き虫の主人公や、 史実に忠実とは思えない設定、チープな演出などに違和感を覚えながらも見続けてきたが、いい加減うんざりしてきた。
「義と愛の人」直江兼続は、視聴者をどこに連れていこうというのか。 ≫

「チープな演出」と批判しているが、制作者側は視聴者の知的レベルに合わせて作るのである。高尚すぎたら視聴率など稼げない。「大河ドラマ視聴率20%」はNHKの至上命令である。
視聴率を稼ぐためには、知的レベルの高い人より馬鹿に標準を合わせた方が稼ぎやすいのは言うまでもない。

≪前半のヤマ場のひとつ、「本能寺の変」(5月10日放送)は、こんな感じだ。

 織田信長(吉川晃司)軍との戦いのなか、主人公で上杉家に仕える軍師・直江兼続(妻夫木聡)は、 しばしの休息を得て、結婚したお船(常盤貴子)の待つ屋敷に初めて帰る。用意された食事を食べつつ、見捨てた将兵たちを思って涙を流す。一方、京では明智光秀(鶴見辰吾)が謀反を起こす。
死を覚悟した信長の前に、上杉謙信(阿部寛)の亡霊が現れ、信長に説教をする。
信長に仕える忍びの初音(長澤まさみ)は、爆発する本能寺から脱出し、光秀を襲う。 ≫

活字化してみると、確かにむちゃくちゃなプロットであるが、本能寺の変は再三ドラマ化しているので、知的レベルの低い人でも、織田信長が明智光秀に殺されたことくらい知っている。このドラマでもそうなったのだから、あまり違和感は覚えないだろう。
視聴者の中には、このドラマを見て初めて織田信長が明智光秀に殺されたことを学習した人がいるかもしれない。その人にとってみれば、大河ドラマも歴史の勉強である。

≪「違和感」ポイントは次のような点だ。
①子供のころから泣き虫だった兼続は、成人しても、上杉家の家老になっても泣き続ける。「もう泣かない」と宣言してからも泣く。「愛」の人を演出しているにしても、あまりに弱っちすぎる。
②信長と謙信、一度も顔を合わせていないのに、なぜかわかり合ってしまう。
③初音は架空の人物。これは歴史ドラマによくあることなのだが、光秀の首を絞める襲撃は中途半端だし、光秀を助ける兵も出てこない。このほか、初音はワンピースのような現代的な服装も身につけ、縦横無尽に重要な場面に姿を現す。信長とワインを傾けたり、武将たちと対等に話したりするが、あまりに現実味がない。≫

昔から大河ドラマでは、戦闘場面で大将が先陣に立ってチャンバラをやっている。敵に囲まれて末期状態になればそのような事態も想定されるが、勝ち戦の場面でも平気でそのような設定になっている。
それに比べれば①から③の内容は可愛いものである。

≪そんなに目くじら立てなくてもと言われるかもしれない。だが、「天地人」は、そんなことばかりなのだ。≫

以前の大河ドラマだってそんなのばっかりだ。

≪こんな現象がある。
NHKの大河ドラマといえば、舞台となった地に観光客が殺到するのが“お約束”。直江兼続の地元も、誘致運動の末に、大河ドラマを勝ち取った。だが、その地元でも「史実と違いすぎではないか」と首をかしげるのだ。 ≫

直江兼続程度の武将だと「史実」と名乗れるほどの資料も少ない。時代考証をすることはいくらでも可能だが、「史実」に関してはろくなものがないので、どうにでも脚色できる余地は残されているのである。

今回のドラマネタは男色的色彩が強い。上杉景勝は男役なのだから、兼続がオカマ風になるのは必然である。当初からゲイを当て込んだ節があるので彼らのウケを狙ったのだろう。

基本的に大河ドラマは中年の女性がターゲットである。彼女らはこの記事を書いた記者とは全く感性が違うので、記者が自分の好みを持ち出しても客観的な批判記事の体裁はなしていない。

≪たとえば、兼続ゆかりの春日山城跡(新潟県上越市)に多くの観光客が訪れるようになったが、がっかりして帰る人も少なくないのだという。お目当てにしていた「謙信の岩屋が見つからない」というのだ。 ≫

史実では毘沙門堂はお堂だったようだ。それをNHKのプロデューサーが岩屋にごり押しして変更させたらしい。

これは地元の観光協会が悪い。それらしい岩屋風の土産物屋でも作ってNHKに協力するべきだった。誘致運動をしたのだからそれくらいのサービスはするべきだ。「営業努力が足りない」と批判されても仕方あるまい。私のアイデアだが、岩屋風ラブホテルというのはどうだろう?

≪妻夫木くん演じる兼続のキャラ設定も変だ。元服の後も稚児のようにサラサラの前髪をなびかせ、初陣では敵兵を殺せずに落ち込む。こんな戦国武将はいないだろう。そのくせ、忍者のように水中を泳いで、敵に囲まれた城に単身で潜入する。いくらなんでも上杉家の家老の行動とは考えにくい。 ≫

キャラ設定が最初からゲイと中年のおばちゃんに合わせて作られているのだ。前髪を剃ってしまったら視聴者の性欲がわきにくいだろう。後半部分も水戸黄門や暴れん坊将軍よりは(リスク無視をやっている回数が少ないだけ)天地人の方が「史実」に近いといえる。

≪合戦シーンなどで、あたりが急に暗くなり、スポットライトに照らし出される、舞台のような演出にもなじめない。
「天地人」は演出家(ディレクター)が複数いて、そのひとりが多用する手法だが、安っぽく感じさせる。
戦国時代劇の華である大合戦シーンはほとんどなく、予算が厳しいのかなあ、と詮索してしまう。≫

その通り、その演出家がボスとして仕切っており、予算は厳しいのである。「安かろう悪かろう」はNHKも覚悟の上だ。 ヒエラルキーの前には若手ディレクターが異議を唱える状況にはないのだ。

≪このほかにも、謙信が信長軍を破った手取川の戦いに羽柴秀吉が最初から参陣しないなど、史実や定説との食い違いは多い。≫

「手取川の戦い」が実際にあったかどうかも判らないので、誰がどう参陣したかなどもっとあやふやな情報である。

手取川の戦い

≪大河ドラマといえば、時代考証の正確さで定評があったはず。だが、NHK関係者は、制作現場の内情をこう明かす。≫

そんなもの最初からあるわけないだろう。この記者は過去の大河ドラマを見たことがあるのだろうか?

≪と思っていたら、冒頭の「本能寺の変」の回で、信長とともに本能寺が大爆発するシーンに、 空、水田、光秀という三つのカット(「天地人」を表すらしい)がごく短時間挿入されたことが、 読売新聞に「サブリミナル的?演出」と指摘されるケチがついた。≫

何と、NHKはCIAまがいに視聴者の洗脳を企てたらしい。なりふり構わない凄惨な現場の状況である。

NHK、大河「天地人」でサブリミナル技法? の指摘

NHK関係者は「演出がへたくそだったから」と言い訳をしている。「犯罪を認めるよりは過失にした方がまだまし」と判断したのだろう。妙なところで本音が出たのだろうか?

「天地人」を「ナンセンスが主題の前衛ドラマ」という観点で見れば、朝日の記者さんも評価を変えてくれるかもしれない。


コメント
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