みちのく潮風トレイル重茂半島編(その3/3)、姉吉キャンプ場(NOBO766.30キロ)~石浜~寒風峠~寺地越~浜川目~山田~船越半島入口(NOBO738.62キロ)~船越駅
重茂半島の第1回は北の方、重茂半島入り口の津軽石から月山、音部漁港(泊)、第2回は音部漁港から重茂漁港、種刺海岸、魹ヶ崎、姉吉キャンプ場までを報告しました(合わせて30.83キロ)。今回は昨年11月4日と今年4月19日に個人的な仲間と歩いたみちのく潮風トレイル(MCT)の岩手県の重茂半島の部分を報告します。私のMCTはNOBO北行を原則としておりますが、今回は全部SOBO南行です
[歩き方の概略]姉吉キャンプ場から石浜を通って寒風峠と寺地越を歩いて、山田町の浜川目に出ます。あとは山田の市街地を越え、一寸内陸に入って船越半島入口までを報告します(27.68キロ)。前回より距離は長く、実際には1日で歩く事は難しいと思います。が、コース説明的には、船越半島とつなぐ必要がありますので、ご了承ください。(船越半島の北の入り口から重茂半島を経て津軽石まで58.51キロ、更に宮古まで7.8キロ)
今回関連では、姉吉キャンプ場、浜川目(コース入口または公民館)、陸中山田駅前のびはん駐車場(スーパーの前だが町営駐車場でトレイル歩きの駐車可)、岩手船越駅前(道の駅の方は工事中で駐車場が少なく長時間駐車不可)に駐車しました。山田では、うみねこ温泉湯らっくすにお世話になっています。
まず、姉吉キャンプ場からスタートです。すぐに狭い谷間を上ります。
しばらく行くと今回の震災の津波到達碑。津波遡上高40.5m、有人地点で国内最高。
直ぐ上に明治と昭和の津波碑です。上部には「ここより下に家を建てるな」
下部には「明治29年にも昭和8年にも、津波は来た。生存者はそれぞれ2名、4名しかいなかった」と理由を明快に述べている。津波は3回とも見事に、同じ高さまで来たようだ。
しばらくバス道路を行きます。朝のバスは新聞運搬を兼ねていました。バス停ごとに新聞の束を置いて行きます。そう言えば郵便屋さんが新聞を運ぶ地域もありましたよね。石浜漁港です。ここまで宮古からバスが来ます。
11月4日の秋でしたので、紅葉がきれいな部分を探して写しました。
寒風峠を越えて川代に出ると、ここが宮古市と山田町の境界。再度山を登り寺地越えです。山に霧が出て幻想的な風景。鎖場もありました(滑落注意)。
最後にこの階段を下りると、浜川目に出ます。
こちらは山田駅前からのバスです。この傍に広場があります。
海岸沿いを歩きます。大沢弁財天。
次に、大沢の臥龍梅、一般開放されており、説明板があります。
段々と山田の市街地に近づきます。漁港の所には防波堤の海側に旧道が。以前はこんなに海辺を走っていたのですね。
山田駅前のスーパーびはんオールです。この駐車場は町営で、買い物だけでなくトレイル歩きにも利用できます。
駐車場横のラーメン屋さんでおいしいラーメンをいただきました。次いで駅を過ぎて温泉です。今回は泊っていませんが、鯨山・船越半島歩きの時に2泊しました。壺湯がユニークですが、浴室は二つあり男女で日替わりなので、二日泊まらないと確実には入れません!
織笠から山側に入ります。龍泉寺と言う古刹があります。いるか供養塔もありました。
再び、三陸道や三鉄と交差して、海側に出ます。
折笠大橋の南側に出ますので、北側にあるジオパークの展望台には寄りません。三鉄とクロスしながら、船越半島へ向かいます。途中にビジネスホテルがあります。いつも見るどら焼き屋さんもあるのですが、まだ食べる機会がありません。バス停には見事なユリのタイルが有ります。また歩道のマンホールはホタテの印で、まるでスペインのカミーノです。(再掲になりますが気に入っているので)
船越半島の北の入り口は「鯨と海の科学館」の入り口でもあり、鯨のアーチで出迎えです。今回はここからMCTを離れ、三鉄の岩手船越駅へ向かいます。
船越駅の写真は以前にも出したので、今回は季節的に見られた駅前のお宅の見事が鯉のぼりを披露いたします。吊り方も含めて素晴らしいです。(これも再掲になりますが気に入っているので)
これで相馬から、津軽石まで繋がりました。 (TK)