1年過ぎてみて。

あの大きな震災から1年が経過しました。

あっという間なのか。
まだなのか。
やっとなのか。
気がつけばなのか。

正直、大阪に住んでいるとかなり昔のように思えてしまいます。
震災前となんら変わらない生活を私は過ごしています。
同じ日本やのにね。
今の自分はとても恵まれた状態なんだと思う。
毎日の生活にぶーたれているのは幸せなんだと思う。
文句言ったら罰が当たるねぇ。

人は二度死ぬんだそうです。
一度目は肉体が死んでしまった時。
二度目は記憶から忘れられてしまった時。
本当の死はこの世に存在したことを忘れ去られてしまった時なのでしょう。
誰かが覚えている限り、亡くなった人は死なない。

町も同じなんだと思う。
一度目は津波にのまれ、また原発事故で廃墟と化してしまった時。
二度目は街並みを思い出せなくなった時。
だからできるだけ昔の街並みを覚えておいてほしい。
町だって生きていたのだから。

被害にあった皆さんが一日でも早く落ち着きますように。
大事な人や町をなくした皆さんが一日でも早く思い出を語れますように。
帰りたい場所へみんなが帰れますように。

ご冥福をお祈りいたします。