京都府京都市伏見区京町4-170 「中華料理 くれたけ」 【1120】
近鉄「桃山御陵前駅」と京阪「伏見桃山駅」に挟まれた、大手筋通りの交差点角に在る老舗の中華料理店です。
ここでチョイと薀蓄を、、、歴史を紐解くとこの「大手筋」という語源はかなり古く、豊臣秀吉の時代までさかのぼり、文禄三年(1594年)秀吉の伏見城築城により此の地に大手広庭を形成し大手門を築き、それより少し曲がって西方に道を作ったのが「大手筋通り」の始まりとされています(週末の大手筋の賑わい「観光客も多いです」)
古き面影を残しつつも、近年では「新・かんばる商店街77選」にも選ばれるほど、活気のある街中にありながら、その地味な外観には逆におやじは「渋さ」を感じます。
白と茶のコントラストが心地よい店内はテーブル席のみで、約40名の収容能力があります。 その所々には背の高い仕切りが設けられ、ゆったりとくつろげる工夫が施され、おやじの様に単独で訪れてもストレスを感じません。
メニュー表①
定食・セットでも1,000円以内と、良心的な価格に抑えられています。
メニュー表②
単品メニューも同様に、こなれた値段が並んでいます。 場末のと言うより、何処かハイソさを兼ね備えた雰囲気もします。
「担々麺・焼飯(小)セット ¥857」
如何にも品の良さそうな担々麺と「小」と言っても殆ど並に近い焼飯がセットになった、ボリューミーな定食です。
坦々スープの定番であるミンチ、ラー油(自家製)豆板醤、カシューナッツがバランスよく配合され、円やかなコクが何とも心地よくGOOD! またトッピングのチンゲンサイが、辛味の緩和に一役買っており、刺激一辺倒で無いのもよい。
脇役の焼飯も香りが高く「炎のコントロール」も出来ており、中々の技術力を感じます。
「四川麻婆豆腐 ¥647」+「ライス(スープ・ザーサイ付き) ¥200」
わざわざセットモノを頼まなくても、単品でライスを追加すると、スープと漬物が付くサービスは嬉しい限りです。 更にライスは大盛りも、同一料金で対応してくれます。
四川麻婆豆腐。
四川の顔である「花山椒」と「豆板醤」がそれ程突出している訳では無く、万人受けするように刺激も含め、抑え気味にしてあるのが、地元に深く愛される理由かもしれません。
おやじ的にはもう少し刺激があってもよいと思うが、まぁこれでも十分「普通の中華屋さん」とは一線を画すレベルと言えます。
見た目は普通の中華料理屋さんなれど「担々麺」や「麻婆豆腐」の実力は、本格四川料理の店に引けを取りません。 そのためおやじはあえて「四川のお店」として紹介したのです。
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