京都市中京区御幸町通御池下ル大文字町341-7
「紫雲仙(しうんせん)」 【1635】
地下鉄東西線「京都市役所前駅」を下車し、御池通に出たら西に向かい御幸町通を左に折れ、約50㍍下った右手に見える、白と黒のコントラストが粋な、看板建築が目印の手打ち蕎麦専門店です。
今回は新そばの香りを堪能するため、「ミシェランガイド・ビブグルマン京都2016年」に選出された、このお店に伺うことにしました。
現代風にアレンジされた店内は京町家の面影は殆ど残っておらず、鰻の寝床のような奥行きが唯一の名残のように思えました。
夜は蕎麦と一緒に季節の京料理を楽しむことができるため、それに合う日本酒が厨房に背を向け、ズラリと並んでいます。
単独での場合、暖簾を潜って直ぐのところのカウンターが、指定席となっています。
その正面では自動の石臼器が蕎麦粉を挽いており、席まで蕎麦のよい香りが漂ってきます。
お品書き①
コース料理は1,800円から5,300円まで、5種類用意されています(一部要予約)
お品書き②
十割ざるで850円と店格と場所柄を考えば、良心的なお値段となっています。
お品書き③
季節に則した一品料理も豊富で、割烹店と見紛う程の充実ぶりです。
お品書き④
平日には丼とコラボした、リーズナブルなセットが提供されます。
その「お昼の十割そばと丼のセット 1,380円」
蕎麦は「ざる」、丼は「たたき鮪丼」をチョイスしました。
プラス小皿が付いてこのお値段は、間違いなくお得ですよ!
小皿の「しめ鯖」と「出汁巻き」
塩梅の良い〆加減と、京らしいふくよかな味わいで、付属といえどしっかりと主張しています。
「十割そば」
いかにも上品な細麺仕立ての蕎麦は、しなやかさと共に軽やかな歯切れが楽しめ、技術と素性の良さが光ります。 また外皮は殆ど含まれてないものの涼やかな香りが立ち、且つ仄かな甘味もあり、半分はツユを漬けずにそのままいただきました。 美味い!
「たたき鮪丼」
たまり醤油をくるりと廻しチョイ掻き混ぜてがっつくと、たたき鮪のまったりとした旨味が口中に広がり、「も~タマリマセン」です!
蕎麦のクオリティーもさることながら、脇を固める一品料理も秀逸でキレがあり、流石にビブグルマンに輝くだけのことはありますね。 これは是非とも夜のコース料理を、堪能しに伺いたいと思います。 ご馳走様!
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