京都市左京区下鴨膳部町1-23 「音色食堂」 【3181】
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もはや捨て置かれ崩れに任せたような、戦後間もなくから時が止まったままの漂いを見せる一軒家。
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店頭のショウケースには古い参考書が乱雑に積み重ねられ、何の店なのか、そもそも営業しているのか。 場所は下鴨神社西袖を走る、下鴨本通から松ケ崎通に入った一筋先のところ。
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おそるおそるドアを開け中を窺うと、煤けたソファーが古き良き昭和の象徴のように威厳を放ち圧倒され、微動だにせず。
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無造作に模造紙に書かれたメニュー表を眺めていると、なぜか小学生の頃、夢中になった学級新聞の想い出がよみがえり、、
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当時引っ込み思案だったのに、この時ばかりは中心になって、記事の割り振りを懸命にしたっけ、、
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なぁ~んてねと、思いに耽ってるけど此処は、地元御用達の愛され大衆食堂なんですよ(笑)
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因みに突き出た4本の枠は、かかっていた看板が台風で飛ばされ、哀れに残ったもの。
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「ランチC 510円」
なるほど期待に違わぬ哀愁に満ちた所作で、昔の社員食堂や学生食堂まんまって感じに、心がくすぐられます💙💙💙💙
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取り立てて変わったものはないけど、コロッケにしてもウインナーにしても、もちろん玉子焼きも、お母さんの温かい愛情がギッシリ詰まってます。 美味しい🎵👍👍👍👍
飾りっ気は全くなくても、その分包み込むような優しさにあふれ、食べ進むうちにささくれた心が解けるのを覚えます。 ありがとう。 また来ます。
☆付近のお出かけスポット・下鴨神社、糺の森