鳥取県岩美郡岩美町陸上34
「AL MARE (アル マーレ)」 【1824】
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県東部、JR山陰本線「東浜駅」から西へ100㍍ほど行った海辺に佇む、鮮やかな白壁とテラコッタ色の瓦屋根が瑠璃色の海に映える、新鋭のイタリアンレストです。
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元保育園をリノベーションした此のレストは、6月17日から運航を始めた豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」のツアー停車に伴い駅舎とともに整備されたもので、地元活性化の起爆剤として大いに期待が寄せられています。
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夏色の草花が咲きそろうアプローチを愛でながら店内へと進むと、大型のピザ窯がまず目に留まります。
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踵を返し店内をぐるりと見まわします。 ブラウンのフローリングがスッと壁際まで続き、飾られたレインボー色のタペストリーとも絶妙にマッチし、いやが上にもリゾート気分を盛り上げてくれます。
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それ以上に鮮烈な輝きを放っているのが、ガラス越しに臨む日本海の青!藍!あお!
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テラスのデッキチェアに身体を沈め、潮風に当たりながらひと時を過ごすと、サイコー♪の気分になること請け合い。
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席に着くなり何だこりゃ!? スタッフの方が水を垂らすと、モコモコと膨張し、紙おしぼりになりましたとさ。
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メニュー表。
ランチメニューはフルコース(2,800円)にパスタ、ピザコースと、単品ピザが数種類のシンプルな構成で、午後2時からはドルチェをメインにしたカフェメニューにチェンジします。
さてその中からチョイスしたのは、ともに1,680円の「パスタコース」と「ピザコース」です。
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先ずは共通のアミューズ「パン&燻製バター(2人前)」
どちらも自家製のアミューズで、力感あふれるオリーブと全粒粉のパンは程よい食感と香りが楽しめ、ティラミスの材料として一躍有名になったマスカルポーネ入りのバターも、クリーミーな舌触りとコクが秀逸で滑り出し上々です。
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アンティパスト「岩美の大地のサラダ、海水のビネグレット(ピザコース)」
爽やかな旬野菜に円やかな黄身のスライスを散りばめたサラダで、メリハリの効き具合が絶妙です。 尚ビネグレットとは、平たくいうとフレンチドレッシングのことを指します。
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「石窯で焼く魚介の天然酵母ピザ(ピザコース)」
本日のトッピングはもちろん近海で獲れたモサエビ、アマエビ、スルメイカ、トビウオと豪華絢爛で、そのフレッシュな旨味とトマトソースの酸味が、香ばしいピザ生地とよく合っています。 但しこれだけの量だと、もう少し味に濃淡がないと最後は飽きるかな。
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アンティパスト「低温調理のサバ、カリカリピアディーナ、はま茶の香り(パスタコース)」
地元で作ったはま茶をお香のように仕立て、その斬新なテーブルサービスでまず度肝を抜きますが、キモの低温処理のサバが若干生臭いため、コースの一品にするよりアルコールのお供にした方が良いでしょうね。
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プリモピアット「漁師任せのパスタ(パスタコース)」
スズキとトビウオのツートップをメインに仕立てたパスタは、押しの強い旨味が前面に出ており、やはりピザ同様後半戦に入ると飽きがきます。
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アフターのコーヒー(ピザ、パスタ共通)
ローストの方法に独特のタッチを感じる個性的な一服で、チョット好みが分かれるかも。
圧倒的なロケーションと随所にみられる都会的センスで、リゾート気分を存分に楽しめる一方、リズム感に乏しく平坦な味わいの食事に、おやじは一抹の不安を感じ、もう少しそのあたりのバランス感覚を是正しないと、せっかくの起爆剤が先細りとなってしまいます。
今回はキビシイことを書きましたが、地元のため、否、我が鳥取県のために精進を重ねがんばってください! 期待しています!