京都市中京区蛸薬師通室町西入ル姥柳町192
「亀山 学」 【1825】
阪急「烏丸駅」を下車し出入口㉒から烏丸通に出て、二筋目の蛸薬師通まで上り左折し、その約150㍍先右手に佇む、一見普通のお宅のような構えの「隠れ家的」創作お食事処です。
営業時でも暖簾は一切掛からず、表札の下部にランチの紙が被せられ、その下に本日のメニュー「オンリーワン」がアナウンスされるだけという慎ましさです。
引き戸を引き正面の壁に目を留めると、ついに出た「一見さんお断り」の張り紙が! 但し、ランチ時はフリーで受け入れてくれるため、慌てず騒がず奥へと進みましょう。
京町家特有の鰻の寝床が、カウンター席とそれに連なるダイニングテーブルとともに、奥までストーンと続いています。
一旦奥まで進み玄関方向へ踵を返します。 その閉鎖的に見えるシンプルな造りと色合いが、アダルトな隠れ家を見事に演出しています。
坪庭に寄り添うように設けられた離れのテーブル席は、ディナータイムにカップルの特等席となることでしょう。
「本日の定食 880円」
チョイト雰囲気にビビリつつも、出てきたその所作を見てびっくり! これで、880円? 「一見さんお断り」にしては、えらくサービス精神旺盛ですね!
サブを固める小鉢類の野菜の炊いたんや煮びたし、和え物も、穏やかな出汁加減でしっかりと主張をしており、一切手抜き無し!
メインの「温玉と焼肉牛カルピ丼」
具沢山の牛カルピと野菜がこんもりと盛られ、ご飯も粗大盛りに近く、これだけでも食べごたえ十分です。 しかもその味わいは肉と野菜の旨味が引き立つように、メリハリをつけつつも絶妙に調整してあり、よくあるドン辛さで勝負のような、粗野な部分は全くありません。 美味い!
アフターの珈琲。
マシーンで淹れた一服なれど、挽きたてのため心地よい香りと苦みが鼻腔をくすぐりVeryNice!
ランチが終わると表札のみとなり、なるほどこれなら常連さん以外は気づきませんね。 ちょうど斜め向かいの角には、行列の絶えない超人気カフェがありますが、おやじはそれを横目に「コッチの方が良いのに、、」と呟きつつお店を後にしました。 誰か夜、連れてってくれないかなぁ、、、
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