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篠田屋(京都市東山区)

100年の時を刻むレトロ感あふれる大衆食堂の、とろ~り名物料理に舌鼓。


京都市東山区三条通大橋東入大橋町111  「篠田屋」  【1784】



京阪「三条駅」を下車し出入口⑨から三条通に出て、東へ約20歩進んだ左手に見える、これぞ古き良き昭和の雰囲気そのままの大衆食堂です。



ちょうど西隣には「だんのうさん」という愛称で親しまれている「檀王法林寺(だんのうほうりんじ)」の三条門が威風堂々と構えており、それを目印に、またお店に伺う後先にお参りするのもよいでしょう。



石畳の参道の先にある楼門(望西楼)    
此処は日本最古の「黒招き猫伝説」が残っているお寺として、また境内に併設されている保育園は、日本で最初に夜間保育を始めたところとしても有名なんですよ。



さてそれでは食レポに戻りましょう。
店頭の提灯には大きく「皿盛」と掲げられ、訪れる人の多くがそれ目当てで、もちろんおやじも右に倣えです。



今では珍しい両扉をバタンと押して店内に入ると、昭和初期の面影がそのまま残る、ノスタルジックでじめっとした空気が充満していました。    その雰囲気を支配しているのは、床に敷き詰めてあるタイルで、これは総二階の土台をコンクリで補強した、看板建築の名残といえるものです。



近年マスコミで取り上げられる機会が多いため、観光客の占有率が高くなっていますが、地元の方々のお姿もちゃんとお見受けします。



お品書き。
粗すべてが600円以内と完全に時間が止まっていますね。   また書体といい色合いといい、ほんと良い味出ています。 



「皿盛(さらもり) 650円」

パッと見カツカレーに見えますが、覆っているのはルーではなく、カレーうどん用の餡かけなんですよ。



もちろん此処のオリジナルで、和風テイストの中にもスパイスがキリリと効き、チョイひねったその味に、ハマルと中毒症状を起こしそうな魔力を秘めています。   次に薄めのカツを口に放り込むと、肉の旨味が重なり、なんともハッピーな気分になることこの上なし!  美味い!


実はこの皿盛、約30年前に常連客のリクエストに応え生まれた、日陰の「裏メニュー」だったとか。    それが今では押しも押されぬ「看板メニュー」に大出世し、おやじもそれに肖りたいと思いつつお店を後にしました。

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