京都市上京区中長者町新町西入仲之町292
「澤井醤油本店」 【1850】
地下鉄「今出川駅」を下車し、出入口⑥から今出川通に出て堀川方向へ新町通まで進み、左に折れ下る。 その先約900㍍右手にどっしりと佇む、寄棟造の建物とそれに続く醤油蔵が老舗の威厳を誇る本醸造醤油店です。
此処は創業明治12年の手仕事一本で醤油を造る、京都の有名料亭はもちろんのこと多くの料理人に愛用され、近年では人気ラーメン店でも使用される、伝統の製法を頑なに守る老舗店なんですよ。
事務室の向かいにズラリと並ぶ大きな木樽からでしょうか、醤油特有の香りがあたりに漂っています。 そういえばおやじの実家のお隣も本醸造の味噌屋さんですので、同じような香りがしてきます。
一番奥の木樽には梯子がかけてあったので、許可を得て中を見せていただきました。 なるほど熟成されたもろみが、搾られて醤油になるのを静かに待っていましたよ。
今日のお目当ての1つ目「二度熟成醤油 800円」
撥水加工した地元の西陣織を纏う醤油さしに入った最高級の醤油で、おやじイチオシのお使いものです。
国産原料の大豆と小麦から作った生醤油に、さらに原料を足して二年熟成させており、独特のコクと深みが食材の旨味を極限まで引き立てます。
ちょうど季節柄スズコ(チシマザサの筍)が手に入りましたので、マヨネーズとともにチョンつけしていただきます♪
お目当ての2つ目「醤油ラスク 黒七味(写真左)と山椒 各500円」
とっておきのオミヤがコレ! 特に大切な人への贈り物は、ベタなものでは男が廃ります。
「山椒」
もろみ醤油をふんだんに使ったラスクは独特の深味があり、振りかけてある山椒の香りと絶妙に融合し、手が止まりません! 幸せ♪
「黒七味」
鼻に抜けるような豊かな香りが評判の、ご存じ「原了郭」さんの黒七味をフレーバーに使用したラスクで、醤油が持つ独特のしょっぱさに、ほんのりとした甘味と黒七味の香りが加わり、見事な三重奏を奏で言うことなし! あ~誰かこの手を止めてくれ~🎶
他にも京淡口醤油やさしみ醤油をはじめ、ポン酢やドレッシング、はたまたイタリアンもろみまで、守りに徹するのではなく、時代に即して攻めるところは攻める、その姿勢こそが老舗銘店たる所以でしょうね。 よいやさ~♪
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