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魚河岸 宮武(京都市下京区)

料亭と粗同列のクオリティーを保ちながら、居酒屋価格で楽しめる「大人の隠れ家」


京都市下京区西新屋敷下之町6-5 アンクル島原 1F  
「魚河岸 宮武」 【1448】



JR山陰本線「丹波口駅」を下車し、中央卸市場の建物に沿って千本通を下り、「島原住吉神社」角を左に折れ直ぐ右に曲がる。  
その約20㍍先右手に見える、およそ食事処とは気づかぬ、マンション1階部分に在る居酒屋ダイニングです(看板が揚がっていませんが、行列で「場所」が分かります)



車の往来も困難なほど、狭い路地が筋交うこの界隈は、日本最初の廓が開かれた場所であり、二条、六条をへてこの地に移転になった折り、当時九州で起こった「島原の乱」に、その騒動が似ていたことから、島原と呼ぶようになったと今に伝えられています(写真は「角屋もてなしの文化美術館」です)



その名残が以前ご紹介した「五条楽園」の「にこみ屋六軒【1360】」さんでも見掛けた「鍾馗さん」が、此処彼処に残る町家の屋根に鎮座していましたよ。



暖簾を潜ると外観からは想像だにしなかった、重厚な趣が漂いつつも活気のある店内に、思わず一二歩後退りした程でした。



カウンター席とまな板がフラットとなった、オープンスタイルの厨房では、料理人の方々がテキパキと仕事をこなし、見ていて惚れ惚れしましたよ。   尚収容能力はカウンター席の奥に座敷もあり、約36名となっています(お昼前には既に満席状態でした)



お品書き①
人気の秘密はコレ!  母体である水産会社のノウハウを生かし、鮮度のよい魚介を扱い、料亭に近い魚料理を提供する。  それが口コミで広がり、連日の大行列に繋がっているのです。



お品書き②
その豪華版として「お造り御膳」と「海鮮ちらし御膳」も用意されています。



宮武名物その①
手作りに拘った「辛子明太子」について、切々と綴られています。



宮武名物その②
ユニークなネーミングの、イワシとサンマの煮付け「されど宮武煮」についての解説で、上述と共に御膳の小鉢に加えられ、且つ土産物としても提供されています。



「お造り御膳 1,300円」

ドドーンと並べられたこの品数の多さ!  これだけの多品種とボリュームで1,300円は、魚の本場「山陰」でも、なかなかお目に掛かれませんよ!



サブを固める「あんこうの唐揚げ」の凝縮された旨味、「しらすとワカメの酢のもの」の塩梅加減、名物の「辛子明太子」と「さんまの宮武煮」のホロホロとした口当たり、「大根と水菜のサラダ」の塩昆布をドレッシング代わりに使うセンスと、もはや料亭に近いレベルでは無く、遜色は全くありません!



メインのお造り(カンパチ、タイ、スズキ、サーモン、タコ)も鮮度抜群で、彩も良く「も~参りました!」です。


これだけの鮮度とクオリティーで、いずれも2,000円を切るお値段とは、ホンマ驚愕に値します。    また接客も非常に丁寧で、スタッフのみならず厨房越しからも声を掛けてくれ、細部まで行き渡っている配慮にも、感服いたしました。   またいずれお邪魔したいと思います。 おおきに。

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