京都市北区紫野今宮町69 「一文字屋和輔」 【1833】
近年パワースポットとして女子に絶大な人気を誇る「玉の輿神社」こと「今宮神社」の、東門を出た参道沿いに並ぶ北側のお店が、今回目的の一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)さんです。
前回は南側の「かざりや」さんをご紹介しましたので、この日、大好きな高桐院の青もみじを愛でた後、今宮さんを参拝し、休憩と食べ比べを兼ね訪れてみました。
★今宮神社とあぶり餅の由来についてはこちらをどうぞ!
かざりや【1563】→http://orange.ap.teacup.com/applet/watch-dogs/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%96%7B%89%C6%82%A9%82%B4%82%E8%82%E2&inside=1&x=53&y=11
別名「一和(いちわ)」さんは創業が長保2年、西暦に直すと1000年とされ、平安時代からある日本最古の和菓子屋さんとしても知られています。 因みにお向かいは「本家」で、こちらは「元祖正本家」と名乗られており、道を挟んでの静かな睨み合いが600年も続いてると思うと、チョイト不謹慎ですが自然に笑いがこみ上げてきます(スイマセン)
軒先には縁側席がズラリと並び、一人旅でもストレスが掛からないよう配慮され、その奥にテーブル席を配置した大部屋が続いています。
庭園脇には小部屋も設けられ、こちらは中グループや子ども連れに最適でしょう。
店内から参道越しに「かざりや」さんが見えます。 多分昔も今もこの光景はずっと変わっていないのでしょうね。
お品書き。
あぶり餅だけで1000年有余の時を繋いでるとは、ご神饌としての信仰と、食文化としての伝統の重みを感じずにはいられません。
あぶり餅は全部で13本。 日本では古来より、割り切れない奇数が縁起が良いとされ、餅の本数一つとっても、日本らしさが息づいているのです。
そのお味はお向かいよりチョットだけ甘めで優しく感じますが、殆ど差がないといってもさしさわりのないレベルです。
一説にはあの千利休が茶菓子として使ったという逸話が残るあぶり餅を頬張りながら、暫しこの場に佇み、悠久に思いをはせるのも一興でしょう。
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