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紫雲仙(京都市伏見区)

今回のレポートは、あくまでも蕎麦のみの評価です。  アシカラズ。

京都市伏見区車町295   「紫雲仙」    【2985】



京阪「中書島駅」北出口から竹田街道を西大手筋方向へ上り、宇治川派流を渡って2筋目の右手角の仕舞屋(しもたや)が目印の、本年3月に移転オープンした蕎麦割烹店です。



しっとりとした趣を今に残す玄関周り。  表にミセノマを持たない此の京町家は、表向きは住居専用ですが、家賃などで収入を得て自営をしない、資産活用の先駆けとも言える意匠のひとつです。



面影を残しつつも現代風にブラッシュアップした店内は、移転前の三条御幸町の店と通じる雰囲気がありますね。



また石臼製粉・手打ち蕎麦を全面に押し出してはいるものの、カウンター割烹主体の雰囲気からして、蕎麦処というより割烹居酒屋といった方が良いんじゃないかな。



お品書き①
やはりそのあたりはお品書きにも表れていてコースが3,300円からと、セットとは言え庶民派である蕎麦の値段を完全に逸脱しています。



お品書き②
一品料理やお酒のアテもこだわりの旬のものを取り入れ、そこらあたりの割烹料理店顔負けのパフォーマンスがあります。



お品書き③
おやじみたいに純然たる蕎麦を楽しみたい人には、チョイ居心地悪く不向きかも。



「ざる(手打ち十割) 900円」
キッチリ45秒で茹で上げられた手打ち蕎麦は、なるほど凛とした所作で素性の良さが窺えますが、如何せん水切れが甘く、せっかくの蕎麦が100%活かされていません(なんでこんなに勘違いが多いんだろ)



一口ふくむと蕎麦の香りが鼻腔を抜け、しなりも歯切れも申し分ないだけに、蕎麦=のびるという錯覚は捨ててほしいな。



本当の通なら、そば湯の濃度を見ただけで手打ちの良しあしが分かり、捏ね、打ちの技術は相当なもの。

此処はトータルで旨い物を楽しみたい人が訪れる場所であり、看板だけ見てふらりと立ち寄ると間違いなく違和感を覚え、それもこれもしっかりと確かめなかったおやじが悪いのです。  ゴメンm(__)m

☆付近のお出かけスポット・寺田屋、伏見十石舟

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