3月21日、朝日新聞サイトが、『新型コロナが直撃、高級食材が値崩れ 大トロは在庫の山』という記事を配信しています。
新型コロナウイルスの影響で、外国人観光客の激減、日本人の外食手控えによって、例年なら歓送迎会シーズン等で需要期にある高級食材の需要が激減し値崩れしているという報道です。
記事に下落率が書かれている食材は、冷凍クロマグロ、ホタテ貝、フグ、アールスメロン、和牛等。
前年比で2割から4割を超える値崩れを起こしています。
高級食材の値下がりなら、めったにない機会に食べてみるかというとらえ方もできます。
これから気を付けないといけないのは、不動産価格の下落。
国内外から観光客が来ない、在宅ワーク(リモートワーク)でオフィスも要らない、飲食店にもお客さんが来ないということが重なると、不動産の需要減が起こります。
金融緩和のマネーが流れ込み高騰していた都市部の不動産バブルが直撃されるかもしれません。
不動産担保価値の下落は、金融機関を中心に不良債権の山を作り、実体経済に悪影響を及ぼす危険性があります。
日本の1991年のバブル崩壊から失われた30年がまさにそのパターンです。
値崩れした高級食材は、屋外の風通しの良い場所で、人と人が充分な距離を取ってバーベキューパーティー等を開いて消費すればよいのですが。
不良債権化した不動産は、食べて応援というわけにもいきません。
↓ あまり高級ではない食材(ミズナ)。