あまりここで書くべきことではないのですが、私と一緒に仕事をしていた方が、
船のウインチの破損でその部品に吹き飛ばされ、東北の冷たい海の中へ転落し、息を引き取りました。
それが2004年2月4日の出来事。
その翌日の2月5日の葬儀、あまりの突然の出来事だったこともあり、
家族が延々と涙ぐむ姿は忘れられません。
20歳以上年下の私が頼んだことも笑顔で引き受けてくれた、
明るくて誰からも慕われる人だったのに。
その6年後の2010年2月4日。
東京に住んでいた私は父親の心臓の手術の経過を見守るために、神戸に帰ってきていました。
心臓を切り裂かれた父親が、その翌日に食事をしている様子を見て命の強さを実感したものです。
その矢先ともいえる2010年2月5日。
宮古島で、多くの人に愛された若者の命が絶たれました。
私はナイト君との散歩中、人工呼吸器をつけた父親の姿に涙ぐんでいた弟が仕事中にもかかわらず突然電話がかかってきて、
血相を変えた声で「小瀬が死んだ」という報告を受けました。
自分の父親の件で一安心した矢先、ただ集中治療室で余談を許さない状況の中、
赤の他人である浩之の死とは同列にはできないのですが、それでも混乱したものです。
人は簡単に死なないはずなのに。
でも、人はいとも簡単に死ぬという事実を再び思い知らされました。
生き続けることは苦しい。
残された同僚達は凡退の度に大観衆から散々野次を言われ、白い目で見られながら生きているし、
生き続けなきゃいけない。
君を慕っていた先輩達(迎や一輝)は、すでに違うチームで生き残りを賭けて戦い続けてるし、
チームを離れ、家族を守るために第二の人生を歩み出した同僚もいる。
それをわかって見守っててくれよ、仲が良かったのなら。
あれから2年。
彼がいたときとは、チームのイメージカラーやマスコット、ドームの芝、さらにはフェンスの色、
神戸の球場名、試合数、選手の顔ぶれ、色んなものが変わって行き、
元に戻ることは許されないほど、大きく時代は変わりました。
私も、2歳年を取り、職場環境も勤務地も変わり、今があります。
でも、いつまでも私の中では、あの綺麗な天然芝の上で延々とバットを振らされていた彼の表情を
忘れないようにします。
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
船のウインチの破損でその部品に吹き飛ばされ、東北の冷たい海の中へ転落し、息を引き取りました。
それが2004年2月4日の出来事。
その翌日の2月5日の葬儀、あまりの突然の出来事だったこともあり、
家族が延々と涙ぐむ姿は忘れられません。
20歳以上年下の私が頼んだことも笑顔で引き受けてくれた、
明るくて誰からも慕われる人だったのに。
その6年後の2010年2月4日。
東京に住んでいた私は父親の心臓の手術の経過を見守るために、神戸に帰ってきていました。
心臓を切り裂かれた父親が、その翌日に食事をしている様子を見て命の強さを実感したものです。
その矢先ともいえる2010年2月5日。
宮古島で、多くの人に愛された若者の命が絶たれました。
私はナイト君との散歩中、人工呼吸器をつけた父親の姿に涙ぐんでいた弟が仕事中にもかかわらず突然電話がかかってきて、
血相を変えた声で「小瀬が死んだ」という報告を受けました。
自分の父親の件で一安心した矢先、ただ集中治療室で余談を許さない状況の中、
赤の他人である浩之の死とは同列にはできないのですが、それでも混乱したものです。
人は簡単に死なないはずなのに。
でも、人はいとも簡単に死ぬという事実を再び思い知らされました。
生き続けることは苦しい。
残された同僚達は凡退の度に大観衆から散々野次を言われ、白い目で見られながら生きているし、
生き続けなきゃいけない。
君を慕っていた先輩達(迎や一輝)は、すでに違うチームで生き残りを賭けて戦い続けてるし、
チームを離れ、家族を守るために第二の人生を歩み出した同僚もいる。
それをわかって見守っててくれよ、仲が良かったのなら。
あれから2年。
彼がいたときとは、チームのイメージカラーやマスコット、ドームの芝、さらにはフェンスの色、
神戸の球場名、試合数、選手の顔ぶれ、色んなものが変わって行き、
元に戻ることは許されないほど、大きく時代は変わりました。
私も、2歳年を取り、職場環境も勤務地も変わり、今があります。
でも、いつまでも私の中では、あの綺麗な天然芝の上で延々とバットを振らされていた彼の表情を
忘れないようにします。
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
自分は高校受験の前で…休憩がてらに見たスポーツニュースで彼の死を知りました。
今でも…あの瞬間は忘れられません。
改めて小瀬選手のご冥福をお祈りします。
あの時の気持ちは忘れてはいけないと思っていますし、
これからも記憶の中で大事にしていてください。
それが、我がチームとしての選手に対する気持ちでもあり、
戦力云々を抜きにして大事にしなければいけないことだと思います。