本日買った百円雑誌。『More Better』(SONY MAGAZINE)1994年1月発行。
ピチカート、コーネリアス、電球グルーヴのインタビュー、小沢健二のライヴ・レポなど。
レーベル特集としてトラットリア、Crue-L、File Recordsなど。
まさしく渋谷系全盛期の記録です。
『VITAMIN』発表時の電気グルーヴのインタビュー。テクノに振り切った石野卓球の熱い決意。聴き手は三田格さん。まだ砂原良徳が自信なさげなのが印象的です。砂原さんは『TAKE OFF AND』時から明らかに自信をもって、インタビューの言葉が力強くなったのを覚えてます。
自分が90年代の雑誌を掘り返すのは、そういう成長の過程というか「ああ、このときはこうだったんだなぁ」と俯瞰してみたいというのもあるんです。一番身近な歴史というか。90年代インタビューイーは年上だったわけですが、その時の彼や彼女たちと同年代、年上になることによって生きる上での節々の壁の乗り越え方とかを学べる気がするんです。
この号の最後には野田努さんによるアンダーグランドなテクノの動きとしてKen Ishi、とれまを始動させたばかりの田中フミヤ、Susumu Yokotaと<Maniac Love>が紹介されてます。まだFrogmanもSublimeも始動する前ですよ。最初期のテクノのを記した記事です。
裏表紙はピチカート・ファイヴ「東京は夜の七時」の広告。
渋谷系の最盛期に出た、最盛期を記録した号だと思います。
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