1996年前後
→ サンプラーによるネタを活かした作風。商業スタジオ(ちゃんとした設備が整ったスタジオ)での録音、ミックス。
→ ATCQがデトロイトにツアーで訪れた際に渡したデモテープがきっかけになり、Q-Tipが(スケジュール的に?)子問わざるを得なかったファーサイドのプロデュース仕事を紹介した……という逸話が残っていますね。
音もさることながら、スパイク・ジョーンズが監督したMVの秀逸さ! クラシック!!
低音の補強やミックスなどスタジオに入ってエンジニアによる手が入っているとは思いますが、基本的に(Q-TIPに)渡したテープのままということです(多作なディラは生前よくビートテープを配っていたらしく、これが死後の発掘作品の多さにつながっているとのこと)。
アリ、Q-TIPと共に結成したThe Ummahでのプロデュース。
『Beats, Rhymes And Life』の冒頭を飾るこの曲の"テクノ的”響きは戸惑った人も多いのではないでしょうか。
自分は当時主にテクノを聴いていたので、むしろ従来のヒップホップよりスッと耳に馴染んだ部分もあったのですけれど、『Midnight Marauders』や『Labcabincalifornia』の線を(多少なりとも)期待していたファンからすれば無理からぬ話だなぁ……とは今からだと思えます。
ディラの特徴としてサンプラー(MPC?)内でのスウィングの設定がありえない独特な数字になっているというウワサ(詳細不明)を耳にするのですが、ラージ・プロフェッサーやピート・ロックが編み出したフィルターによるサンプリング加工とはまた違う次元のフィルターの使い方を編み出したのかなと思います。サンプラーを利便性の高い録音機器(ポン出し可能)でなく、シンセサイザー的発想で使っているというか。機材の使い方というより、それを有りだと判断する耳が凄いというか。
そういう「今までにはない音像のヒップホップ」に戸惑ったというのもあるのでしょうが、デリシャス・ビニール(『Labcabincalifornia』リリース元)に残されたビートが陽の目を見たのは死後何年も立ってからのことでした。
個人的にはディラの産みだしたビートの中でもトップクラスに好きな部類なのですが。
ILLA Jのラップに関しては、これはこれでよいと思うのですが、デ・ラやトライブでの作品のように録音・ミックスにもディラの手が触れていれば(エンジニアは別にいるけど立ち会ってはいるだろうからくらいの意)……とは思ってしまいますね。
→ サンプラーによるネタを活かした作風。商業スタジオ(ちゃんとした設備が整ったスタジオ)での録音、ミックス。
→ ATCQがデトロイトにツアーで訪れた際に渡したデモテープがきっかけになり、Q-Tipが(スケジュール的に?)子問わざるを得なかったファーサイドのプロデュース仕事を紹介した……という逸話が残っていますね。
音もさることながら、スパイク・ジョーンズが監督したMVの秀逸さ! クラシック!!
低音の補強やミックスなどスタジオに入ってエンジニアによる手が入っているとは思いますが、基本的に(Q-TIPに)渡したテープのままということです(多作なディラは生前よくビートテープを配っていたらしく、これが死後の発掘作品の多さにつながっているとのこと)。
アリ、Q-TIPと共に結成したThe Ummahでのプロデュース。
『Beats, Rhymes And Life』の冒頭を飾るこの曲の"テクノ的”響きは戸惑った人も多いのではないでしょうか。
自分は当時主にテクノを聴いていたので、むしろ従来のヒップホップよりスッと耳に馴染んだ部分もあったのですけれど、『Midnight Marauders』や『Labcabincalifornia』の線を(多少なりとも)期待していたファンからすれば無理からぬ話だなぁ……とは今からだと思えます。
ディラの特徴としてサンプラー(MPC?)内でのスウィングの設定がありえない独特な数字になっているというウワサ(詳細不明)を耳にするのですが、ラージ・プロフェッサーやピート・ロックが編み出したフィルターによるサンプリング加工とはまた違う次元のフィルターの使い方を編み出したのかなと思います。サンプラーを利便性の高い録音機器(ポン出し可能)でなく、シンセサイザー的発想で使っているというか。機材の使い方というより、それを有りだと判断する耳が凄いというか。
そういう「今までにはない音像のヒップホップ」に戸惑ったというのもあるのでしょうが、デリシャス・ビニール(『Labcabincalifornia』リリース元)に残されたビートが陽の目を見たのは死後何年も立ってからのことでした。
個人的にはディラの産みだしたビートの中でもトップクラスに好きな部類なのですが。
ILLA Jのラップに関しては、これはこれでよいと思うのですが、デ・ラやトライブでの作品のように録音・ミックスにもディラの手が触れていれば(エンジニアは別にいるけど立ち会ってはいるだろうからくらいの意)……とは思ってしまいますね。
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