イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

初夏の風物詩

2016年06月04日 | 術後7年~

‘ちょん’は体育祭のパネル描きで学校へ。
別に一緒に遊ぶわけでもないけれど
‘ちょん’が家にいないとなんとなくつまらなそうな‘ぼんこ’。
一日家にいてもまたダラダラと過ごしそうなので
お天気もいいし、二人でおでかけすることにした。

今日から3日間、刈谷田川の堤防で行われる今町・中之島大凧合戦。
そう遠くない距離に住んでいながら、今まで一度も観たことがない。
凧合戦と言っても‘ぼんこ’はイマイチ乗り気じゃないので
「お祭りみたいにお店がいっぱい出てるらしいよ」
と、半ば無理やり連行。
近くの駐車場は既に満車だったので
離れた駐車場から出ているシャトルバス(ワゴン車)で移動。
私たち以外いなくてちょっと気まずい感じもしたけれど
タダで連れて行ってもらえるんだからこういう時は便利。

会場に着くと凧がいくつか揚がっていて
やっぱり間近で見るとワクワクする。
実物は8畳ほどあるらしい。
でも‘ぼんこ’はあまり興味がないのでまずは出店へ。
お昼何食べようか?と端から一通り見て回る。
実家のお祭りと同じくらいの規模だろうか。
老若男女たくさんのお客さんが集まり活気がある。
定番のお好み焼き、たこ焼き、焼きそば
それからぽっぽ焼きなどがそれぞれ3軒くらいずつ。
甘栗やクレープ、
ポテト、フランク、ワッフル、べっこう飴などのおやつ系に
串焼き、玉こん、鶏皮、唐揚げなどのつまみ系と
食べ物屋が豊富。
ピタサンドみたいなのやオムライスなど
他ではあまり見かけない店もあった。
初めて見たのがサメ釣りやワニ釣りのくじ引き、面白そう。
神社の参道付近には射的や型抜き
ラムネ、りんご飴など昔ながらの出店が並び
懐かしいハッカ笛なんかもあったりして
ノスタルジックな風景がそこにある。

夕食用に広島風お好み焼きとぽっぽ焼きを買って
お昼はもちポテ、‘ぼんこ’はマヨネーズ、私は梅しお。
もちポテが揚がるまで結構な時間待ったのに
かけてくれる量がケチくさかった。

土手の無料観覧席の日陰に腰を下ろし
持参したおにぎりともちポテと、‘ぼんこ’はぽっぽ焼きも食べて
爽やかな風に吹かれながら、たなびく凧をしばらく眺めていた。

のどか…

「これは合戦です、“凧揚げ”ではありませんから」
「遠方から来てくださっている方もいらっしゃるので凧を揚げてください」
とアナウンスの声。

確かに、
対岸同士で凧の糸を絡ませてこそ合戦であるが
今日は岸から岸へ風が吹いているので
なかなか川の上で引き合うには無理がある。
合戦終了までまだまだ時間もあるし
両陣営ともいい風を待ってなかなか凧を揚げない。
お昼も食べ終わって体も休まったので
橋の上でもう一度凧を眺めて帰った。

歩き疲れて私は昼寝。
‘ぼんこ’は残っていた宿題を済ませて、今日買った知育菓子作り。
ねるねるシリーズで
本物の食べ物に似せて粘土みたいにこねて作るお菓子で
ケーキ、ピザ、たこ焼き、ハンバーガーなどたくさん種類がある。
‘ぼんこ’が選んだのはドーナツ。
「下で作ってるね~」とキッチンでひとり作っていた。

更に今日は‘ぼんこ’の希望でほうれん草も購入。
1学期の家庭科は調理メインで
早退して受けられなかった「ティーバッグの淹れ方」に始まり
茹で玉子、ほうれん草のおひたしときて
家でも作りたいとやる気満々。
茹で玉子なんて苦手だから普段は食べないくせに
学校で作った日の翌朝に自分で茹でて「美味しい」と食べていた。
そして今日はほうれん草のおひたし。
ほうれん草を洗うところから、切って盛り付けるところまで
全部習ったからひとりでできると言い、知育菓子に続きひとりで調理。
熱湯と包丁が心配だったけれど
5年生なのでどうなったら危ないかも分かっているし
十分気を付けるようにと念を押してお任せすることにした。

‘ちょん’が帰ってきて夕食の準備をしにキッチンへ行くと
盆・正月に使う大きな両手鍋がシンクに置いてある。
何で?と思ったが
普段使いの両手鍋があるのに気付かず
シンク下を探して自分なりに考えて選んだと思えばそれもOK。

今日の夕食はお好み焼とぽっぽ焼きにおひたし
それから知育菓子のミニドーナツ。
「おひたしは何分茹でたの?」と尋ねると
「時間なんて決まってないよ、緑が濃くなったら」
なるほど、その方が正しい見極め方かも。
私はいつも自分好みにやわらかめに茹でているが
このシャキシャキが本来の基本的なほうれん草のおひたしである。

一方ミニドーナツはちょうどぽっぽ焼きみたいなもちもち食感で
味は確かにドーナツかも。
チョコレートソースや粒々トッピングが甘くて案外美味しい。

と、写真を撮らなかったことに今更気付き、大後悔。
初めてのほうれん草のおひたしに、可愛いミニドーナツ。
‘ちょん’の時だったら絶対記念写真を撮っていたはずなのに
これが二人目育あるあるかと思うと反省せざるを得ない。
写真に写るのは嫌いでも、もの作り好きの‘ぼんこ’なら
自分の作ったものを撮ってもらえたら嬉しいはず。
あぁ、大失敗。
たまちゃんのパパじゃないけれど
心のカメラにしっかり残しておかないと。

‘ちょん’は明日もパネル描きに学校へ行くらしい。
今年は3年生なのでリーダーシップを発揮する立場。
どうせやるなら完成度の高い作品を、と張り切って取り組んでいる模様。

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