日々雑感

韓国政府 親日派子孫の受け継いだ土地を収用すべく訴訟?

2020/6/17の中央日報の”韓国政府が親日派子孫の受け継いだ土地を収用すべく訴訟を起こした。”との報道を読んだ。日韓関係についてはいろいろとあるが、このことをみると韓国というのはかなり特殊な社会でありそれを前提にして日韓関係も考えるべきものと感じた。

例えてみればインドにてイギリスのインド統治に協力した人の子孫が受け継いでいる土地をインド政府が今時点になって事後法で訴訟を起こして収容しようというようなものだ。このようなことは考えられない。旧植民地諸国でもこれをやったところはないと思う。革命や政府転覆の時点で旧統治勢力の所有している土地を新政府が収用するというのであれば、それは理解できる。古今東西よくある話だ。しかし、少なくとも体制変更後に何十年間も合法的に相続されている土地を事後法にて政府が収用するというのは前例のないものだ。
韓国政府は光州事件に関するものなどいくつかの事後法を成立させて運用しているが、事後法にためらいがなく今回のような土地収用を韓国政府が率先して行うのであれば、(韓国内の土地の所有権移動は日本の関知するところではないが、異質な法の運用とその運用を許すメンタリティに於いて)日本サイドの韓国政府への対応は「韓国という社会は相当に異質なもの」との前提に立つべきものと考える。

”親日”行為でも、今回の土地のように日本から爵位を受けた人のような人もいれば日本統治の末端で仕事をしたような人もいるだろう。”当時反抗せず黙って統治を受け入れた人も一種の親日派である。”というようなロジックだって成り立つ。その子孫に対しても韓国政府は土地収用の訴訟を起こすのだろうか?このよな政府の動きに韓国社会はためらいはないのだろうか?
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