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Wozéqui - soleil ブログ

全国でも稀有な教科とされる「ふるさと大垣科」に対する「国の助言」について

全国でも稀有な教科とされる「ふるさと大垣科」
(下記リンク先で詳細を見ることができます。)
(「大垣市文教協会」さんが発行される会報に
 「学校教育課」職員さんが2ページ目に寄稿
 されています。)



***

先日、大垣市教育委員会学校教育課さんが、「ふるさと大垣科」=「国の助言で対応」旨の見解を出して下さったということがありました。

最近、「情報公開請求」と「市政への意見箱」で、「ふるさと大垣科」に影響あった「国の助言」とは何であったのかを確認していました。

本日、「国の助言」とは何であるか、文面で明確にしていただけました。

取り急ぎ、このブログでお礼申し上げます。

この見解について、「ふるさと大垣科」問題に詳しい方々と情報を共有できれば、と思います。

「ふるさと大垣科」問題について、胸の内がモヤモヤしている方へのご参考になれば、幸いです。


***

追伸です。

このたび、コメント欄でkochimaru2020さんから貴重なお知らせをいただきました。ありがとうございました。そのお知らせに関係する内容を少しこちらで紹介します。

簡単に図で挿入しますと…

ポイント部分を文字化
  • ◯教育長(山本 讓君)

  • 続きまして、ふるさと大垣科について御答弁申し上げます。
     教育課程特例校は、文部科学大臣がより効果的な教育を実施するための特別の教育課程を編成することを認めた学校でございます。本市では、平成25年度に大垣の自然や歴史、産業、俳句文化等について学ぶふるさと大垣科の実施について検討し、平成27年度から実施することとしておりました。このため、実施前年度の平成26年度に、教科としてふるさと大垣科を実施するために教育課程特例校指定申請書を文部科学省に提出したところ、指定を受ける必要がないとの助言があり、指定を見送ったものでございます。なお、土曜授業を活用したふるさと大垣科の実施に当たりましては、定例教育委員会においてそれに伴う学校管理規則を改正しております。また、実施につきましては議会へ御報告するとともに、リーフレット等により保護者や市民の皆様に周知しております。
     次に、ふるさと大垣科は郷土に対する愛着と誇りを育むことを目標としており、総合的な学習の時間とは別に実施するとともに、豊富な知識や経験を持つ幅広い市民の皆様の協力を得て推進するため、土曜授業を活用して継続してまいります。
     今後も教職員の働き方改革を推進するとともに、ふるさと大垣に愛着と誇りを持ち、大垣のすばらしさを語れる子供を育成できるよう努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。



ポイント部分を文字化
  • ◯教育長(山本 讓君)
     ふるさと大垣科の文科省への教育課程特例校申請について御答弁申し上げます。
     特例校の指定につきましては、ふるさと大垣科を実施する前の年度に当たります平成26年8月に文科省へ教育課程特例校指定申請書を提出したところ、指定を受ける必要がないとの助言をいただき、指定を受けなかったものでございます。その後、教育委員会において、ふるさと大垣科及び土曜授業の実施について、それに伴う管理規則を改正し、この間にふるさと大垣科の実施について、市民の皆様方への周知に努めてまいりました。御理解賜りますようお願い申し上げます。


上の図の内容は、下のリンク先で確認できます。

また、次の内容も参考になります。



文字化
◯教育長(山本 讓君)
(前略)
 続きまして、ふるさと大垣科についてですが、本市では平成27年度から、ふるさと大垣科を教科として新設するため、平成26年度に文部科学省に教育課程特例校の指定申請書を提出いたしましたが、国が示す教育課程を変更するものではないことから、指定を受ける必要はないとの助言があり、それに基づいて実施しているところでございます。また、土曜授業を活用したふるさと大垣科の実施に当たりましては、議会や定例教育委員会において報告するとともに、リーフレット等により、教職員はもとより、保護者や市民の皆様に学習内容等をお知らせしており、教育課程特例校の指定を受けなかったことについては、改めて周知する予定はございません。なお、ふるさと大垣科を平日授業に移行することにつきましては、授業時間数を確保するとともに豊富な知識や経験を持つ幅広い市民の皆様の協力を得て実施するため、今後も土曜授業を実施してまいります。
 次に、市内の小中学校の教員の年次休暇の取得、時間外勤務の縮減につきましては、教職員が互いに休暇を取得できる職場環境の醸成に努めるほか、1ヵ月当たりの時間外勤務時間の上限を設定しており、とりわけ今年度の時間外勤務時間は、昨年度よりも大幅に減少するとともに、県の平均を下回るなど一定の成果を上げております。
 今後も大垣市学校の働き方改革方針に基づき、教職員の働き方改革を推進するとともに、ふるさと大垣科などを通して、ふるさとに愛着と誇りを持ち、大垣のすばらしさを語れる児童生徒を育成できるよう努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。


***

上記について、次のブログで分かりやすく紹介されています。


***

上記の流れに合わない不可解なメール(小川敏、前市長)を引用します。






文字化
(その中で不可解な部分を赤字化
下記内容は、教育長ではなく、市長から発信されています。市教育委員会曰く、教育課程特例校を見送ったとのことですが、市長が「国の教育課程特例校制度を活用した「ふるさと大垣科」を新設し」ということは、どういうことなのでしょう?)

  • [2014年11月15日]
  • ページ番号 24393
ふるさと大垣科で温故知新

大垣市長
 小川 敏

 来年4月から、市内の小中学校で土曜授業を再開します。現在、4・8月を除く月の原則第一土曜日に、年10回の授業を予定しています。この授業では、土曜日に実施する利点を生かし、ふるさと教育を積極的に進めていきたいと思っています。
 現行の完全学校週5日制のスタートは平成14年、ちょうど私がPTA会長の時でした。当時の文部科学省は、ゆとり教育を推進しており、私も週5日制の導入が、児童生徒の不登校の解消につながればと思いましたが、現実にはそうなりませんでした。
 そこで、私はゆとり教育を見直し、土曜授業の再開をすることで、学力向上を図っていきたいと考えています。また、再開にあたっては、国の教育課程特例校制度を活用した「ふるさと大垣科」を新設し、ふるさと教育の推進に努めます。
 「ふるさと大垣科」では、グローバル化する社会で、ふるさとに誇りや愛着を持ち、大垣の素晴らしさを語ることができる子の育成に努めます。ふるさとの自然や歴史、伝統文化などを学ぶほか、先人への感謝の気持ちを持つことで、子どもたちが未来に夢と希望を持ち、新たな文化の創造ができるようになることを願っています。現在、大垣市文教協会と一体となって、学習に必要なテキストを作成しています。
 「温故知新(故きを温ねて新しきを知る)」といった格言がありますが、私は「ふるさと大垣科」において、この体現を目指しています。ふるさとを学び、新しい産業・文化を創造できる人材を育成し、これからの地域や日本を担うひとづくりを、今後進めていきたいと考えています。
***

今回のブログは以上です。

このブログにお付き合い下さり、ありがとうございました。


コメント一覧

wozéqui
@kochimaru2020 kochimaru2020さん
貴重なコメントありがとうございます。
今回の市教委の回答が単発ならともかく、昨年9月の市議会で、数年前の内容を山本譲教育長が間違いないように思われる口調で回答されたようですので(大垣市議会 令和2年第3回定例会(第2日)会議録 本文 2020-09-14 の 92)、当時、何を根拠に回答できたのでしょうね。今回の市教委の回答に、スッキリしない何かを感じます。一連を落ち着いて考えてみます。
kochimaru2020
昨年9月の市議会で教育長は「申請書提出後に助言があった」的な答弁をしました。
「確認できる文書及び聞き取りの記録は残っておりません」ということが事実ならば、昨年9月の教育長答弁の根拠は何だったのでしょうか。
今後、学校教育課から、教育長答弁と整合する「追加回答」のようなものが出されるような気がします。
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