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Wozéqui - soleil ブログ

「ふるさと大垣科=教育課程特例校(いわゆる教育特区)」教育長(教育委員会)が虚偽周知を続けてきた疑い

岐阜県大垣市立の小中学校で行われる授業に「ふるさと大垣科」があります。

この授業は教育課程特例校扱い(いわゆる教育特区)ではない=2014年頃、特区申請を見送った、ということが、今月(2020年9月)14日の大垣市議会の本会議で、山本譲教育長の答弁で判明したと言われます。

いわゆる「教育特区」を申請しなかったにもかかわらず、教育長または市教育委員会が「ふるさと大垣科=教育特区」を、6年近く、校長経由で一般教員に間違い(虚偽)の周知を続けてきた疑いがあります。過失か故意かは分かりません。

そこで、一市民として、2つのアクションを起こしました。

〈A〉大垣市教育長(&大垣市教育委員会)への問題提起。

〈B〉メディアへの情報提供。

〈A〉〈B〉ともに、一部内容を加筆修正しますが、ほぼ全文をこのブログに掲載します。

約6年間、学校現場で先生方が「ふるさと大垣科=特区」と信じ込んで、いま考えれば過度な仕事(例:児童または生徒一人一人に別々で、通知表に「ふるさと大垣科」の所見コメント記録←教科でなければ必要ない可能性あり、など)をしてきた、と聞きます。

そこで、山本譲教育長には「ふるさと大垣科」の一連の経緯について、丁寧な説明を求めます。

メディアには教育問題を取材~報道していただけることを希望しています。

***

〈A〉大垣市教育長(&大垣市教育委員会)への問題提起

お世話になります。

大垣市教育長:山本譲様にお尋ねします。

(大垣市教育委員会学校教育課の◯課長様と◯参事様は参考にご確認願います。)

大垣市立の小中学校の「ふるさと大垣科」は、これまで大垣市教育長→大垣市教育委員会→各校長→一般教員の流れで「教育課程特例校」(いわゆる教育特区)と知らされてきたと言われます(この噂について確証はありません)。

今月(9月)14日に行われた大垣市議会本会議一般質問で岡田まさあき議員がふるさと大垣科に関して質問し、山本譲教育長は「ふるさと大垣科の実施前年度の2014年8月、特例校指定申請書を文部科学省に提出したところ、土曜日を活用するふるさと大垣科は指定を受ける必要がないとの助言があり、指定を見送った」旨を答弁したと見聞きします(文言は中日新聞朝刊西濃版(9月15日))。

しかし、三重県の伊賀市総合教育会議の議事録(平成27年、第3回、2015年8月)によりますと、伊賀市(教育委員会)の学校教育課長の発言で「大垣市の場合は、年10時間~15時間で特区申請をしてふるさと科を教科として文科省に認めてもらって」と記録されています。

第2回の議事録を合わせると伊賀市の教育関係者が大垣に視察に来たと推察され、第3回の議事録は視察結果の発言と思われます。

この事例のように、世間で広く知られてきた「ふるさと大垣科は教育特区扱い」は、実際は誤周知されたようですが、大垣市教育長または大垣市教育委員会が誤りを周知してきたことに間違いはありませんか。

本会議で山本譲教育長が答弁した「リーフレット配布」は、実際に配布されたのであれば当時の進捗から考えて違法性が疑われ、配布していないのであれば今回の市議会で虚偽答弁したことになると言われます。

現在、市議会定例会が行われていますので、23日(水曜)教育福祉委員会または25日(金曜)本会議で、山本譲教育長が自ら、ふるさと大垣科の特区虚偽疑惑について、時間を設けて丁寧な経緯説明をしていただきたく願います。

本件は社会ニュースの可能性を考え、私が市政への意見箱に投稿した旨を報道各社に案内します。

そのため、教育関係者におかれては報道各社から事実確認の取材がありましたら、従来のような取材拒否、隠蔽工作、箝口令などを行わず、報道各社に誠意ある対応していただきたく、お願い申し上げます。

本件は私自身も可能な範囲で情報をオープンにします。

***

〈B〉メディアへの情報提供

メディア各社 御中

このたびはお世話になります。

(中略=自己紹介は投稿割愛)

岐阜県大垣市の教育界で、数年にわたり、虚偽周知が行われてきた疑惑があります。

そこで、唐突で申し訳ありませんが、岐阜県内の教育問題を取り扱われるメディア様にこの件に関する情報を、失礼ながら、BCC配信で提供させていただく次第です。

いま、大垣市立の小中学校で行われる授業「ふるさと大垣科」について、これまでの「教育課程特例校=教育特区」扱いと言われてきたことが、実は虚偽であることが、この9月の大垣市議会の本会議の質疑応答の中で
明らかになってきました。

まず「ふるさと大垣科」が、過去に実施された行政の手続きに反して「教育課程の特区」と虚偽周知されてきた流れは、私が見聞きする情報から、下記のようです。
(参考になる情報については、このメールの下の方で紹介します。)

(1)2014年8月、特例校指定申請書を文部科学省に提出したところ、土曜日を活用するふるさと大垣科は指定を受ける必要がないとの助言があり、指定を見送った(とされます)。(今月14日(月曜)大垣市議会で、岡田まさあき議員の質問に対して山本譲教育長が答弁。)(この文言は、中日新聞朝刊西濃版(9月15日(火曜))より引用。)

(2)2014年11月までに「特区申請」ができなかったのに、この件を明確にできず、大垣市教育委員会が土曜授業で「ふるさと大垣科」を行うことを決定していないにも関わらず、リーフレットを配布した、とされます。(今月の大垣市議会で、岡田まさあき議員の質問に対し、山本譲教育長が答弁した模様。)

(3)2014年11月、大垣市の小川敏市長が「市長のかがやきメール」で「国の教育課程特例校制度を活用した「ふるさと大垣科」を新設」と発信。

(4)2014年12月、大垣市教育委員会が公表した「大垣市第2次文化振興計画(案)」に「教育課程特例校の指定を受けて、平成27年(補足:2015年)4月から実施する「ふるさと大垣科」における俳句指導との連携を図ります」と記載。

(5)2015年3月、大垣市教育委員会が公表した「大垣市第2次文化振興計画」の記載は「平成27年(補足:2015年)4月から実施する「ふるさと大垣科」における俳句指導との連携を図ります」と記載。(元の案にあった「教育課程特例校の指定を受けて」が削除されています。)

(6)これ以降、大垣市教育委員会などが、例えば校長会を通して各校長から一般教員に対し、「ふるさと大垣科=特区」という、誤った表現を言い続けてきたとされています。

(7)2020年9月の大垣市議会で、岡田議員の質問に対し、山本教育長が上記(1)の答弁を行い、「ふるさと大垣科=特区」の考え方は、誤り(虚偽)であることが判明。

上記(2)で、リーフレットは、配布されたとしても、または配布されなかったとしても、どちらにしても問題があると言われています。

本会議で山本譲教育長が答弁した「リーフレット配布」が、実際に行われたのであれば、当時の進捗から考えて虚偽の公文書を作成した違法性が疑われています。

配布が行われていないのであれば、今回の市議会で山本教育長が虚偽答弁したことになると言われています。

ちなみに、14日(月曜)大垣市議会の本会議で、山本教育長が「リーフレット配布」旨の答弁をしたとき、議場に異様な静けさ(?)が漂った、と、本会議に立ち会った人から様子を聞きました。

「そんな配布はなかったぞ…」という、与野党問わず、多くの議員さんの反応と思われます。

この様子は、大垣市議さんにヒアリングされると、簡単に確認できると思います。

この虚偽内容が広まった事実確認について、これまで世間では、市民レベルで、教育関係者への情報提供の協力を求めてきた人がいると聞きます。

しかし、残念ながら、考え方によっては被害者になる校長クラスが、箝口令が取られているかどうかは分かりませんが、市民レベルの方が校長クラスに打診しても、発言の協力を得られないのが現状です。

このような中、この度、たまたま、他の自治体の公文書で、大垣市教育界が虚偽の案内をしたことが推察できる情報を見つけましたので、以下、紹介させていただきます。

【1】三重県の伊賀市総合教育会議の議事録リスト(平成27年(2015年))
   https://www.city.iga.lg.jp/0000002820.html

【2】上記【1】の議事録リスト中、第2回、平成27年(2015年)6月   https://www.city.iga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000002/2820/2giziroku.pdf

【3】上記【1】の議事録リスト中、第3回、平成27年(2015年)8月
https://www.city.iga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000002/2820/giziroku3.pdf

上記【2】19ページ、20ページでは、伊賀市総合教育会議の関係者(おそらく伊賀市教育委員会の職員)が「ふるさと大垣科を視察に行く計画をしている」としています。

上記【3】5ページでは、(伊賀市教育委員会)学校教育課長が「大垣市の場合は、年10時間~15時間で特区申請をしてふるさと科を教科として文科省に認めてもらって行っています」と、伊賀市総合教育会議で発言したようです。

この一連の流れから、2014年に大垣市の教育界では「ふるさと大垣科」は「特区」申請を見送ったにも関わらず、2015年、伊賀市教育関係者の大垣視察で、伊賀市教育関係者に対し、「特区申請…ふるさと科を教科として文科省に認めてもらって」と、誤った案内をしたことが推察されます。この誤った案内が、過失か故意なのかは、現時点では分かりません。

このような誤った情報「ふるさと大垣科=特区」の考えで大垣市立の小中学校で土曜授業が始まり、山本譲教育長→大垣市教育委員会→校長会(各校長)→一般教員に誤情報が流れ、教員にとって「ふるさと大垣科」の授業の準備、実際の授業、必要ない通知表つけなど、多大な負担が生じた、と言われています。

そして、いま、この「特区」が誤情報であったことに、教員に失望あるいは怒りがあると聞きます。

保護者の立場からは、新型コロナ禍、国語などの授業が遅れた中、国語などを自習にし、その一方でふるさと大垣科を強行したことに、大垣市教育委員会や校長の判断の稚拙さを指摘する声が上がっています。

このような一連の流れから、このたび私は、大垣市教育長に対して添付資料のように、今回の市議会定例会で、いま生じている疑惑を適切に説明するよう、「市政への意見箱」で依頼しました。

社会ニュースになる可能性が高い、今回の疑惑について、メディアの取材があった場合は、取材拒否、情報隠蔽、箝口令などをすることなく、メディアに真摯に対応するよう、要請済です。

ちなみに、今月の大垣市議会は、主に次の日程となっています。
 23日(水曜)10時から 教育福祉委員会
 25日(金曜)10時から 本会議
( https://www.city.ogaki.lg.jp/0000048834.html より)

メディア様におかれましては、上記の流れをご参考に、大垣市立の小中学校で行われている「ふるさと大垣科」が「教育課程特区」と虚偽周知されてきた疑惑について、取材していただけることを期待しています。

今回、岐阜県に取材拠点を持つメディア様(数社)に、
このメールを一斉BCC配信させていただきました。

いま、岐阜県大垣市では、私以外にも、現職教員・保護者・教育問題に関心ある方が、それぞれが可能な範囲で、次々に問題提起の行動を起こしています。

一般の素人が動き、ブログやSNS(Twitter、Facebook)などで大垣市教育長や大垣市教育委員会を問題提起しています。

メディア様におかれては、これまでは取材拒否があったから取材が進まなかった、ということがあるかもしれませんが、市民レベルのこうした動きをご参考に、メディアの存在意義を発揮していただくことを願っています。

ところで、インターネットで「ふるさと大垣科」「特区」などをキーに検索していただくと、世の中で知られている情報が見えてきます。

中でも「とどくとおもうⅡ」さんのブログが参考になります。

 http://todoct.blog85.fc2.com/blog-date-202009.html

「とどくとおもうⅡ」さんブログの9月16日「大垣市制百周年記念イヴェント(107)」に3つの情報参考リストが掲載されています。

私は依頼していませんが、上記ブログ中に私のブログがリストアップされていました。

以上、突然の情報提供でしたが、長い内容をご確認下さり、ありがとうございました。

追伸です。

大垣市教育界では、上記「ふるさと大垣科」以外に、①大垣市教育委員会で生じた個人情報流出ミス、②情報隠蔽、③PTA問題で教育委員会が学校長を指導するとしながら指導できない、などの問題があります。

私はこれらの問題に関わる当事者として、今後も大垣市教育委員会あるいは学校長に対して事実確認や事後処置について、個人情報開示請求、情報公開請求、市政への意見箱への投稿、関係先への問題提起メール発信などを行っています。

得られた情報は、今後も可能な範囲でブログやSNSで発信できたら、と考えています。

***

以上が、本日、私が行った情報発信です。

念のための補足です。

私は「ふるさと大垣科」の全てを否定しているわけではありません。大垣市立の小中学校の場合、授業数の関係から、平日に行うことは可能かも、というお話があります。テキストは編集に当たられた先生方の苦労の賜物で素晴らしい内容と聞きます。「ふるさと大垣科」の問題は「特区」と虚偽を知らされ、土曜授業を設定され、教科扱いで通知表の所見コメント記入が必要、などとされたという、仕組みや運用が問題と言われています。一方で、ふるさと大垣科は先生方の準備の負担が大きいことなどから反対意見もあります。賛否両論があるため、「ふるさと大垣科=特区」虚偽疑惑がきちんと解明~処理されたら、その後、ふるさと大垣科の存続可否の議論が必要と考えます。

***

さらに追記します。

このブログを同じ小学校区の保護者に紹介したところ、こうした問題があることを知らなかった、ということです。

問題が広く知られるよう、メディアも動いてくれることを期待したいです。

今月の晦日(月末)に、定例教育委員会が開催されるとのこと。

教育委員も事実を知り、定例教育委員会で意義ある内容を協議し、その協議内容が適切に公開されることを願っています。

***

最後に、今日の一曲。

"Tous les divorcés" du Bénabar「離婚」

歌い始めてから1枚目のカード「expulsez vos colères」=「あなたの怒りを追い払って下さい(=追放して下さい)」の後、女性が男性に立ち向かう場面があります。今の岐阜県大垣市の教育界(騙されてきた教員が立ち上がる)に重なって見えるのは、私だけでしょうか??


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