「大天使」などといわれても、ピンとこない。
今回日本人として生を受けた自分としては
「観音様」とか「菩薩」とかの方が馴染みがあるのかも。
でも最近巷では
「エンジェル」がひっりだこ。
いろんなところで呼ばれて忙しそう。
そもそも天使とか大天使って???
追ってゆくうち、
どちらも識別しやすいために人間がつけた「識別コード=名前」と思えば得心がゆく。
マリア様も、観音様も、
手に持っているのはロザリオであり、数珠。
どちらも同じシンボル。
大天使ミカエルも剣を持ち、お不動さんはじめ明王系の菩薩様は剣を持つ。
どちらもお役目は同じ。
全て意図する人の意識の中から生まれでた姿。
風だって目に見えないけど「風」という名前を持つ。
心だって見えないけど「心」は在る。
そして目に見える見えないに関わらず
数字やカタチ、全てのシンボルがパワーを持つことも然り。
人は全てを識別するために名前をつけるから
当然目に見えないエネルギーにも名前をつける。
神様とか、ご先祖様とか、八百万の神様とか、観音様とか、竜神様とか、天使とか、悪魔とか・・
女性性のエネルギーを
西洋人がイメージすると、マリア様だったり
東洋人がイメージすると如来様だったり。
どこの国の美術館に行っても触れられるのは宗教画と呼ばれる
目に見えない存在を具象化した絵。
人間には、さまざまな感性・感受性があり、
目に見えないエネルギー体を意識の中で翻訳して具象化するのが得意な人もいるだろう。
感じることで、表現するのが得意な人もいるだろう。
それもその人にとっては真実。
現象こそが自分自身の生み出すものだから。
その具象化された目に見えないエネルギー体に付けられた名前に
初めから拒絶反応があったり
反対にすごく惹かれたりする感情が自分のうちにある時は、
自分の奥にあるどこかで味わったり体験した魂の記憶が疼くのだろう・・・
それを追うも追わぬも本人の選択。
別に自分の好きな名前をつけたって、それも
それでも、
顕在意識での認識が必要な時は、
ちゃんと名乗ってくれるから。。。