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24/7/8㈪15:16「年収1500万円」の人が住んでいるのはどこ? 東京23区だけではありませんBX121.75$ MCHP92.11$

2024-07-08 15:15:56 | 米国株

「年収1500万円」の人が住んでいるのはどこ? 東京23区だけではありません[にゃんこそば、宮路秀作様記事抜粋<

年収マップ、今度は「子どものいる核家族」のうち、世帯年収1500万円以上の割合を地図化してみました(図1)。

 「世帯年収1500万円」というと、稼ぎ頭が1人の場合、社員数1000人以上の大企業の部長で届くかどうか。共働きであれば、夫婦ともに大企業の30代・係長クラスなら何とか……というところですが、いずれにしてもハードルの高い数字です。全国平均は 3.2%(30人学級で1人)。1位の東京都でも7.5%(30人学級に2~3 人)なので、宝くじの7等(300 円)よりも低い出現確率

           

三大都市圏を拡大すると、「1500万円ファミリー」は「700 万円ファミリー」よりも狭い範囲にぎゅっと凝縮していることがわかります(図2~4)。

 大は小を兼ねるというように、高収入の世帯が地価の安い郊外に住むことも珍しくありませんが、全体的な傾向としては都心にアクセスしやすく、教育環境が良好とされる地域で、職住のバランスが取れた暮らしをする世帯が多いようです。

 東京都では千代田区(約35%)が飛び抜けて高く、文京区(約21%)、中央区、渋谷区(約19%)、目黒区(約18%)……と続きます。23区外で有数の繁華街、吉祥寺を抱え、大学や公園に恵まれた武蔵野市は全国9位(約13%)です。

首都圏以外に目を向けると、長野県軽井沢町、兵庫県芦屋市、名古屋市内の4区が10%を超えています。

 なお、700万円ファミリーが多く見られた愛知県の三河地域(トヨタ経済圏)では1500万円ファミリーの割合が3~4%で、平均より少し多いぐらい。製造業の町は一握りの「事務系総合職」よりも調達、開発、製造、販売、アフターサービスの各工程を担うたくさんの人々によって支えられていて、飛び抜けた富裕層というよりは、中間層が分厚くなっています。

 今回使用した「住宅・土地統計調査」では、全国の市区と、人口1.5万人以上の町村が調査対象になっています。これらの町村で「1500万円ファミリー」が都内平均の7.5%を超えているのは、長野県軽井沢町(約11%)、北海道別海町(べっかいちょう、約8%)、愛知県豊山町(とよやまちょう、約8%)の3つ

 長野県軽井沢町は、別荘地。北海道別海町は、生乳生産量日本一の酪農王国&豊富な海産物資源の町です。北海道には農業、漁業で栄えている町がほかにもあり、今回の調査対象外(人口1.5万人未満)ですが、安平町(あびらちょう、酪農)、猿払村(さるふつむら、ホタテ漁)、士幌町(しほろちょう、農業&酪農)なども高所得者の多い町として知られています。

愛知県豊山町は名古屋市の郊外にあり、名古屋方面に通勤する30代のファミリーが多く住んでいるほか、県営名古屋空港(別名:小牧空港)のおひざ元として、航空、宇宙関係の研究開発拠点があります。

 筆者個人としては、大都市から離れた小さな町村に色がついていると好奇心をくすぐられます。その町ごとに個性的な産業があり、そのまわりにさまざまな仕事があって、一つの経済圏を形づくっています。新聞や雑誌がときどき発表する「市区町村別・年収ランキング」も大変興味深いものですが、もう一歩踏み込んで、地方でお金持ちの多い町や村がどのようにしてお金を稼いでいるのか、その仕組みをひも解いてみるのも一興

 



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