ある教師が生徒にこんな罰を言い渡した。授業中、私語をした者は、教室の後ろに立ち、私語の内容を10回大声で言うこと。
ある日の授業中、李君は隣の子に耳打ちしているのを先生に見つかってしまった。先生は怒って言った。
「後ろに立ちなさい。そして、今言ったことを10回大声で言いなさい。」
李君はうなだれて教室の後ろに行き、ぼそぼそと低い声で話し始めた。先生は怒りをあらわにして言った。
「聞こえないじゃないか!教室のみんなに聞こえるように言いなさい!」
李君は声を張り上げて言った。
「先生の社会の窓が開いている。先生の社会の窓が開いている。先生の……」
<相原茂著「笑う中国語」P100>
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