クリスマスをどう過ごすかと言われても、仏教徒にとってはイエス・キリストの誕生日よりブッダの誕生日のほうが重要だ。
ただ、それでも、小さいころは、クリスマスイブの夜、靴下に入れられたプレゼントをもらったりして、サンタクロースが存在するか否か悩んだことがある。眠ったふりをして、父親がプレゼントを枕元に置くのを見ていたこともある。
父親になってからは、娘のためにクリスマスプレゼントをこっそりと置いた。そうして、クリスマス体験は植え付けられている。
最近では、クリスマスは「恋人の日」と言われていて、恋人のいないクリスマスなんて、つまらないと言う人も多い。クリスマスは日本人の心の中で習慣化して、ほぼ定着してしまった。
この長いクリスマス体験の中で心に残っているのは、結婚した年の暮れ、クリスマスイブの日に妻と二人で鎌倉へ旅行に出かけた。旅館に泊まり、夜、ちょっと二人で鎌倉の材木座海岸を歩いた。すると、雪が降り出した。おお、ホワイトクリスマスだと感激した。それからほぼ40週が過ぎてから長女が生まれた。娘はホワイトクリスマスの子なのだ。
最近はホワイトクリスマスも見たことがない。誰と過ごすかと言われても、年老いた母と過ごすだけ。クリスマスケーキもホワイトクリスマスは遠い過去のこと。明日25日は、安いワインを買ってきて、ちょっと祝おうと思う。それからケーキは24日ではなくて25日に買おうと思う。
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