今年の夏の思い出と言えば、高校時代の友人と二人で谷根千を散策したことだ。
谷根千というのは、谷中、根津、千駄木の頭文字をとったもの。谷中墓地では、徳川慶喜の墓を見て、何と神道のものだということに驚いたり、その近くに森繁久彌の墓や谷中銀座の前にある夕焼けだんだんという坂を上ったこと。上野の飲み屋で一緒に酒を飲み、わいわいやったこと。
友人はいいものだが、今では、大学時代の友達とも、公務員として仕事をしていたときの友達も今では連絡を取っていない。今、時折会うのは、日本語教師になってからの友人と高校時代からの数人の友人だけだ。中には一年に数回会う友人、一年に一度会う友人、数年に一度しか会わない友人、彼らみんなに感謝している。
それにしても旧友というのはいいものだ。一年に一、二度しか会わないが、遠くから来てくれて、いっしょに散歩し、いっしょに酒を飲む。たったそれだけのこと。そんな旧友に感謝の気持ちを伝えたことはないが、心の中では本当に感謝している。
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